60年代の音楽教育 (年金フル世代の子供の頃)

年金フル世代が小学校~中学校時代の音楽教育というのはハッキリ言ってクラシック音楽至上主義で、まあこれは教師にも問題が多かったと思う。私の場合は特に音楽教師に恵まれなかったのか、それとも公立の小・中学校の音楽教師なんてそんなものなのかは判らないが、まあロクな教師はいなかった。

今でも覚えているのは小学校の頃、友人が休み時間に廊下を歩きながら坂本九の歌を歌っていたらば、音楽教師 (男性) がそれを見つけてもの凄い剣幕で怒っていたのを今でも覚えている。それじゃあ、その教師はクラシックなら立派な演奏をするのかといえば、例えば授業中のピアノの伴奏何てミスタッチだらけで、あれじゃバイエルやっとくらいの腕じゃんか、何て言いたくなる程だった。こんな教師に教わっていれば音楽自体が嫌いになるのは当然だが、同じ音楽と言ってもテレビで見たアメリカンポップスの愉しい事と言ったら無かった

それでは中学はといえば、これまたどうしようもない男性音楽教師がいて、学校の機材、例えば当時は高価だったステレオテープレコーダーを学校の経費で買って、それを自宅へ持ち帰り私物化していたり、やたら厳しい事を言って体罰を、それも怪我をしても当然というくらいに思いっきり殴ったりと、今で言えばテレビのネタ間違い無しというレベルだった。

そして高校に進学した時、音楽は選択だったために、音楽教師=屑という数式が成り立っていたから当然ながら選択しなかった。ところが、文化祭でフォークやロックのバンドが結構出演する事になり、1か月程前から放課後に練習をしているグループが多かったが、この為に音楽室が解放され、しかも音楽教師 (男性) がアドバイスをしているのを見て、小・中学校との違いに唖然としたモノだった。この高校は公立高校で、実は当時は私立よりも公立の方がレベルが高い時代だった。それで授業料は月に600円という激安で、しかも教師のレベルは可也高かった。何しろ担任は NHK 学園の講師もやっていて、テレビを付けると担任の顔がアップで映っていたりして、結構不気味だったが‥‥。

そして既に社会人となっていた80年代になると、何と中学校の音楽の教科書にはビートルズのイエスタディが載っているというので、時代の進化に驚いたものだ。ビートルズなんて60年代に学校で歌ったら不良の烙印を押されただろう。

音楽に関しては最近の若い人のレベルの高さには驚くばかりで、日本もそれだけ近代化が進んだということだろう。

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