買い物弱者 (年金フル世代明日は我が身)
7月 4, 2018買い物弱者とは経済産業省によると「住んでいる地域で日常の買い物をしたり、生活に必要なサービスを受けたりするのに困難を感じる人たちのこと。」だそうだ。別名買い物難民ともいうらしい。
その原因は
・郊外の大型商業施設が進出した事で近所のスーパーや商店が撤退し、身近での買い物が出来なくなった。
・自動車を持たないか高齢で運転出来ない為に郊外の商業施設に行けない。
・路線バスの廃線などで交通弱者がとなった。
等による。
実際に首都圏でも近所に商店が無くなった事で、身体の不自由な高齢者が杖をつきながらバス停まで歩くのに、途中の道が急坂や階段などがあり転倒のリスクを冒しながら、命がけで買い物に行く例が報道されていた。
実は自分自身が2か月前の小脳出血により、退院直後は自由に歩けない状態だったが、退院から1週間経過して何とか近所のコンビニに行けるようになったが、片道数分なのに、精神的にも肉体的にも疲れ果てた事を思い出した。
こうなると決して他人事では無いが、幸い我が家は見渡す限りに平地でしかも階段も無いが、丘陵地帯だと結構心配になるところだ。特にバブル時代には1億にも届こうという郊外の大規模分譲地、敷地が60坪くらいあって隣接道路は全て6mという環境抜群の高級建売住宅などは、基本的に駅から遠いし、更に横に広がっているから区画によっては商店街までも遠い。中には丘陵地帯を削って造成した物件もあり、こうなると老後は買い物難民になる可能性がある。
それでも、まあ、このクラスなら幾ら土地価格が崩壊しているとはいえ、ある程度の価格で売却出来るだろうから、もっと便の良いマンションの中古物件なら買い換えもそれ程難しくないだろう。実際に年上だけと付き合いの長い友人が、大手電鉄系の開発した高級分譲地を処分して、駅前のタワーマンションに買い換えた例がある。
問題は資産的にもっと条件の悪い場合で、転居もままならず親族も無く、行政もノータッチ、という場合だろう。といっても、これは難しい問題で、今の馬鹿政府は何も考えていないだろうから困ったものだ。
まあアベデンデン一味は自身が老後に買い物難民になる事は無いからねぇ。えっ、資産があるから、だって? 違う違う、取り巻きも含めて老後は塀の中! あそこは買い物する必要は無いからなぁ!!