大学が倒産する?

大学を増やし過ぎたところに少子化が重なって、下位の大学では定員を満たせない状況も出てきた為に、文科省は上位大学の水増し入学を厳しく規制して、その分を下位の大学に回した事から、このところ中堅以上の大学の入試難易度が大きくアップしている、という話は7月23日のブログ「最近の大学受験」で取り上げたが、それでもテレビで出鱈目な経営の実態が再三にわたり報道されたような大学は、やはり受験生は大幅に減っている。

中でもお馴染みの加計学園の実態は悲惨で、下のグラフを見れば今迄何とか定員を確保していた岡山理科大すら獣医学部新設騒ぎで定員割れを起こしていて、系列の3大学では約-27%、すなわち定員の73%で大学を運営している事になる。

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それじゅあ赤字経営だろう、という疑問もあるだろうが、収支をみると‥‥はいっ、大赤字の真っ赤っか!それでもH28年度迄は法人として何とか黒字だったのは単衣に岡山理科大の黒字が効いていたのだが、H29年度は同大の黒字が大幅に減った事で法人として約4.5億円の赤字に転落した。更にH30年度の予測では30億以上の赤字の予測となっている。頼みの綱の岡山理科大が獣医学部の強引な新設に絡んで、他学部の受験生の激減等で今後も更に赤字が増えそうな状況だから、資金繰りもそう長くは続かないだろう。

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この加計学園は特別としても、今や日本中には誰でも入れるBF(ボーダーフリー)大学というのが結構あるそうで、何れも定員割れで苦労しているようだ。それで色々調べてみたらば、以前は専門学校だったところが軒並み大学になっていたりと、これは認可した文科省にも責任があるんじゃあないかな?

勿論大学が広き門で、希望者を広く受け入れる事は良い事だが、分数の計算be動詞の使い方が判らないような学生まで合格させざるを得ないのでは、幾らなんでも大学教育らしきものは出来ないだろう。ここはやはり大学入学資格試験みたいなのを実施して、大学教育を受けるのに最低限必要な基礎学力が無いと大学受験が出来ない、みたいな制度は必要だと思う。

それもこれも学歴社会が原因で、親にしてみれば「子供達は兎に角大学を出さなくては」と思う心に付け込む “名ばかり大学” に騙されている訳で、まあ騙す奴が悪いのが、騙されるほうが悪いのか‥‥。

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