スポーツ界は何やってんだ
8月 31, 2018このところアマチュアスポーツ界の不祥事や騒動が目白押しだが、一体何が起こっているのだろう。今年の主な出来事を列記すると‥‥
① 女子レスリング
② 日大アメリカンフットボール
③ ボクシング
④ 剣道
⑤ 女子水球
⑥ 女子体操
⑦ バスケットボール
この中で⑦については選手個人の問題であり、まあ何とアホな事をやっているんだ、という事で別口として、残る6つ、取り分け①、②、③、⑥は明らかに競技を統括する団体の役員の古い体質の問題という共通したものがある。
そして今一番の “旬” は⑥の女子体操問題だろう。これが最初に報道された時は単なるコーチが選手に対して暴力を振るっているという単純なモノと思ったら、何と実は日本体操協会副会長とその妻で強化本部長が自らの運営する朝日生命クラブに転属させるために選手の専属コーチのパワハラを問題にして、言ってみればコーチを追い出したという疑惑が湧いてきたのは多くの読者がご存じだろう。えっ、仕事が忙しくて全く知らない、っていう場合も多いだろう。そこで以下の関連記事を参照されたい。
⇒宮川に聞く「塚原強化本部長の言うことは絶対」「力が働いた」
⇒パワハラ告発の宮川 体操界の“闇”明かす「全員が圧力で何も言えないというのが現状」
このような競技団体のトップが、私物化や利権のために本来のスポーツの育成とは真逆の事をやっているのは③と全く同じで、また往生際の悪さでは②にソックリだったりと、要するに古いスポーツ界の体質やそれを牛耳る上層部の人間的なレベルの低さが原因となっている。しかし今これらの問題が次々と暴かれているのは、スポーツ界を浄化しようとする力が動いているのだろうか?
それなら良い事だが、実はこれらの報道で肝心の報道を隠す、要するに加計問題とか自民党総裁選挙に関する石破氏の発言に報道が及ばないように誰かが画策している‥‥何て勘ぐりたくなる今日この頃。