ベーゴマ(年金フル世代の子供の頃)

ベーゴマは直径40㎜位の円錐形で鋳物製のコマでこれを床(とこ)と呼ばれる遊技台の上で回すが、他のコマを弾き飛ばすとそのコマをもらえる事から一種の賭博性があるという事で、小学校では禁止されていた。

ベーゴマには高さの違う3種類の形状があり、一番低いのがぺチャ、中くらいのが中高(ちゅうたか)、一眼高いのが高(たか)と呼ばれていた。こられはそれぞれ特性が異なりぺチャは安定が良いが軽く、高は重量があるために飛ばされ難いが安定が悪いなど長短があり、どれを使うかは各自の考えで違っていた。

ベーゴマの表面には普通は野球選手の名前が鋳込まれているのが普通で、60年代だから「長島」「王」は当然大メジャーであるが、むしろ「水原」なんていうのも多かった。

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ベーゴマの回し方は独特で、これを説明するのは大変なのだが、以下のサイトで詳しく説明されているので、詳細を知りたい読者はこちらを参照願いたい。このURLを見れば楽天と判るが、要するにベーゴマは今でも販売されていたのだった。
https://www.rakuten.ne.jp/gold/galiton/special/progress-beigoma.html

とは言ってもそこまでの興味は無いという読者の為に最小限の内容を以下に纏めておく。

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ベーゴマを回すのは床と呼ばれる丸い台の上で、これはバケツとか桶の上に丈夫なビニールを被せて紐で縛ることで完成する。このビニールは厚手のモノが良く、ドンピシャなのは当時の新聞配達に使っていた雨よけのシートだった。という事は床の材料は新聞少年が持ってくる訳で、新聞配達=貧困家庭であり、加えて賭博性もあるから山の手の中流家庭の子弟はまず手を出さなかった。

ところで、強いベーゴマを作るには角をクラインダーで削って鋭角にして相手を弾き易く改造するのだが、それには近所に零細な鉄工所などがあって、そこの工員さんと仲良くなれば面白がって手伝ってくれるから、やっぱいこれは下町の遊びで、間違っても田園調布や成城の御坊ちゃまには縁の無いモノだった。

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