快傑黒頭巾(年金フル世代の子供の頃)
10月 5, 2018快傑黒頭巾は幕末を舞台に幕府と戦う神出鬼没の正義のヒーローを描いた時代劇でテレビでも長年に渡って何回もリメイクされているが、1960年前後としては最初に1958年9月~1960年4月にNTV(現テレビ朝日)系列で月曜日20:00~20:30に放送されたものと、1966年1月~1966年4月にCX(フジテレビ)系列で月曜日19:30~20:00に放送されていたものがあり、ここではテレビ創世記である前者を取り上げる事にする。
当時、これを見ていて不思議に思ったのは怪傑黒頭巾は正義のヒーローなのに幕府の役人が「御用だ、御用だ」と言って追いかけ回していた事で、これって現代なら警察に追われている指名手配犯みたいな状況であり、要するに時代が大きく変わる時の警察権力というのは善悪が逆になる、という事を子供ながらに何となく理解したのだった。
翻って今の時代の政権はモリカケ問題、取り分け加計問題では重大犯罪が明らかになるくらいの証拠が世に出回ったのに捜査すら行われず、首相のお友達が準強姦事件で逮捕状を執行される直前に警察の幹部から停止命令が出るなどが公然と行われている。それとは逆に政府に都合の悪い人間は冤罪をでっち上げられたりと、正に怪傑黒頭巾状態となっている。
という事は、今の世の中は幕末と同じであり、世界的に体制の末期だという事だろう。幕末の場合は旧体制を支配していた階層は粛清される事も無く、それどころか江戸時代の大名は華族として存続し、将軍徳川慶喜は明治維新後は侯爵、貴族院議員となったくらいだ。
ところで、怪傑黒頭巾のテレビ動画は探した見たが見つからなかった。そこで同時代の劇場映画版の主題歌を見つけたので以下に埋め込んでおく。この主題歌は多分テレビ版と同じ曲(歌手は違う)だと記憶している。
さて日本が新しい時代に突入するのは何時だろうか? そして現政権の関係者は? あべちゃんの運命は徳川慶喜かチャウシェスクか?