70年代のマイコン4

「70年代のマイコン」では1回目に国産創世記のワンボードとセミキットのCOMPO BS/802回目では米国御三家のPET、Apple、TRS3回目では不滅の名作 NEC PC-8000シリーズを取り上げたが、今回はPC-8000と共に一応御三家と呼ばれた残る2機種に注目して見る。

その一つはシャープMZ-80で、この機種はPETのようなオールインワン設計でキーボード、ディスプレイ、カセットメカが一体化されていた。更に大きな特徴として他機種ではシステムプログラムをROM(読み出し専用メモリー)に記憶していた為にシステムを変更するにはメモリーチップの交換を必要としたが、MZ-80はBASIC等のシステムをカセットから読み込むという方式をとっていた。そのためにカセットを変えれば違うシステムを使用出来るメリットはあったが、デメリットとしては起動の度に遅いカセットからシステムを読み込む為に結構な時間を要した事だった。発売は1978年11月で、これはPC-8000よりも約1年も早く、価格は198,000円とPETよりも安価だったので、気の早いマニアで飛びついた例もあった。

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3つ目は日立ベーシックマスターMB-6880で発売はMZ-80よりも更に2か月早い1978年9月で、実はこの手の国産パソコンとしては最も発売が早かったし、パーソナルコンピューターという言葉を最初に使ったのも日立だった。キーボートと一体になった本体は結構コンパクトで、これに別売のディスプレイを接続して使用した。

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しかし、一番発売の早かったMB-6880もユーザーは少なく、結局満を持して発売されたPC-8000に軍配が上がったのは商品企画力とタイミングの良さだった。

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