60年代のバイク事情(年金フル世代の子供の頃)

10月12日のブログ「16歳で自動車が運転出来た60年代」にて軽自動車免許を16歳から取れたという話題を出したが、そうは言っても軽とはいえ4輪車だから普通の高校生には金銭的に手に負えないもので、自宅に軽自動車がある自営業なら家業の手伝いということで免許取得代金を出してもらうなども考えれられるが、普通のサラリーマン家庭ではチョいと敷居が高かった。

そんな状況で最も取得をし易い免許と言えば原動機付き自転車、いわゆる原チャリであり、これは今も昔でも変わらない。何しろ簡単な筆記試験のみで良い訳だし、中古のカブ何て頑張ってバイトに励めば自力で買えない事も無かった。それに未だ暴走族何てモノは無かった時代だから学校で禁止何て事も無く、それどころか学校によっては交通事情の悪い地域からはバイク通学が許可になったくらいだ。

それでひとまず原チャリ免許を取得して少しバイクに慣れたらば、今度は警察の試験場に行って自動二輪を取る(いわゆる一発試験)のがパターンだった。当時の試験場では自動二輪の実技試験ではスクーターが使われていて、バイクとは勝手が違うが運転自体はより簡単だった。あとは試験場独特の仕来りである大げさな安全確認等を友人や先輩等からの口コミで覚える事と、1度で受からなくても2~3回目で受かる場合が多かった。

当時は自動二輪何て余程のマニアくらいしか乗らない時代で、高校生が免許を取っても大した社会的影響も無いと政府・警察筋も思っていた良き時代だった。しかも軽自動車免許があった当時では自動二輪と言っても最大が450cc、通称ヨンハンであり、白バイもこれを使っていた。大型バイクの代名詞といえば750㏄の通称ナナハンが思い浮かぶだろうが、ホンダCB750FOURが発売されたのは1969年だった。

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なお自動二輪が400㏄までの中型限定とそれ以上の限定無しに分かれたのは1975年であり、この時点で新たに免許を取ってナナハンに乗るのは至難の技だった。逆に1965年にはそれまで250㏄迄の軽2輪の免許があり、これが廃止された1965年には特例でその時点で原チャリと小型特殊以外の免許を取得していた場合には自動二輪免許も与えるという処置がなされた。従って現在71歳以上で当時軽免許を持っていれば今では大型自動二輪免許が付いている訳で、勿論多くのドライバーは2輪何て乗った事も無いなんていう場合が多いだろう。

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