ジャパンライフ債権者集会

11月 15, 2018 0 投稿者: B_Otaku

『磁気治療器のオーナーになれば配当金が得られるなどとうたい、巨額の資金を集めて2017年12月に事実上破綻した「ジャパンライフ」の初めての債権者集会が、東京都内で開かれた。(FNNより) 』という事で、負債金額は2,400億円とか‥‥。

ところで、ジャパンライフって何?という事で先ずはその商売を調べてみた。

オーナーになれば配当金が得られるという磁気治療器って一体どんなもので幾らするのかと思ったら、下の写真が見つかった。

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ウエストに巻くと思われる「磁気バンド」が600万円! って、なんだこりゃ。写真で見てもただの布製の太いベルトに何やら磁気を発するものが付いているように見えるが、まあ高くても6万円、いやそれでもボッタクリも良い処だが、それを600万円っていう価格は如何なっているんだ。

そしてもう一つの例は磁気ベストで、恐らくベストに同じような磁性体が付いているのだろう。価格は480万円とこれも飛んでも無いが、それでも時期バンドよりは安いのは何故か?

それで、そのジャパンライフの広告の写真を見れば、何とも幸せそうな家族が写っている。しかしこれに引っ掛かって何千万円も投資した被害者っていうのも、自己責任というか、無知というか‥‥。まあ詐欺の被害者と言うのは、本人にも落ち度があるのは今さら言うまでも無いが、ベルトが600万円という事が変だと気が付かない時点で資産を持つ資格が無い、と言いたいくらいだ。

そのジャパンライフの会長主催の懇談会の出席者というのが下の写真で、参加メンバーというはネットでは余りにも有名な御用評論家が見事に雁首揃えているのが笑える。この面子を見ただけで胡散臭さを感じない方が如何かしている。

では会長とは一体何者なのかというと、山口隆祥会長は群馬県の高校卒業後富士重工の工員となったが2年で退職しジェッカーという会社を設立するが、マルチ商法の批判が高まり1976年に倒産。しかしその1年前の1975年に既にジャパンライフを創業していたという。

ジャパンライフは1982年には脱税で告発されたり、1985年にはマルチまがい商法が国会で追及されたるも、今迄生き残っていた事になる。と言う事はこの会長、生粋の詐欺師という事になるが、商品も方法も会長の経歴も、どれ一つ調べても怪し過ぎるのに、これに引っ掛かった被害者というのは、ハッキリ言って同情の余地はなさそうだ。