パリで暴動発生中

12月 4, 2018 0 投稿者: B_Otaku

日本のマスコミはあまり報道していないが、実はフランスの反政府デモは大変な事になっているようだ。ネット上には数多くの写真がアップされているが、そのどれもがマルで戦場のようなものばかりだ。その一例を下に示すが、これが華のパリの状況というのは信じられないが‥‥。

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デモは土・日に行われているようで、先日の日曜日(2日)ではフランス全土で7万人以上が参加し、パリの凱旋門付近では治安部隊との衝突により260人以上が拘束されたという。このデモの切っ掛けは自動車燃料税の増税への反対から始まったが、今やマクロン政権への不満が爆発したという状況だ。しかしフランス人のパワーには恐れ入るが、元々フランスという国は何度も革命が起きて政権が変わっているくらいだから、これは民族性もあるのだろう。

しかもフランスという国は社会主義に近い政策が続いていて、多くの企業が国営という状況で、ルノーも 1996年に民営化されるまでは国営ルノー公団だったし、鉄道は “国鉄” で、エールフランスも国営だ。この国鉄という文字を見て思い出すのは組合がやたら強くて、職員は小役人丸出しで威張りまくり、しかも仕事をしないとう日本の国鉄時代を思い浮かべるが、フランスはというと、はい、その通りで、だからフランスの産業は凋落の一途となっている。

そんな状況で新自由主義のマクロンが現れて国民はこれに期待したが、結果は金持ち優遇と格差社会の出現という新自由主義ではお馴染みの結果となった。この面では日本と同じだが、日本人は如何に大人しいかという事で、フランス流ならば遠の昔に赤坂の青山通り付近は戦場のようになっていただろう。

この分ではマクロン政権が倒れる確立が高いが、新自由主義といえばその黒幕は金融ユダヤ人であり、巷では落ち目の三度笠と言われている状況で、これがルノー、そしてゴーン氏の件に複雑に絡んでいるようで、今後も世界情勢の把握が欠かせない。
戦争状態と言えばカリフォルニアの山火事だって戦争以外の何物でもない訳で、日本だけ平和で居られるのは何時までだろうか?