【自衛隊 vs 韓国軍】 対潜哨戒機
1月 6, 2019
今や大変な事態となった韓国軍艦による自衛隊機へのロックオン事件で、これゃ下手すりゃ日韓戦争か? とはならない迄も、これで完全に友好国では無い事が明からになった。
そこでもしもの事態に備えて自衛隊と韓国軍の装備を比較する事にした。先ずその第1回として今回の事件の切っ掛けとなった対潜哨戒機について纏めてみる。
海上自衛隊の最新対潜哨戒機は今話題の P-1 で、防衛省と川崎重工が開発した国産機であり、4発のターボジェットエンジンを搭載する中型機だ。機体の製造は川崎重工と共に胴体を三菱重工、主翼と垂直尾翼はスバル(旧富士重工)が担当している。そしてエンジンはといえば、これも国産で IHI(旧石川島播磨重工) 製のF7、レーダーは東芝、音響処理装置は日本電気、自動制御装置は三菱電機、空調は島津製作所、脚部は住友精機など、日本の主要企業の総動員となっている。今後は現用のP3-Cから徐々に代替えしていくようだ。
P-1の性能はそれまでのP-3Cに比較してより巡航速度が高く、しかもプロペラ機のP-3Cよりも騒音が低いという優位点がある。ところで今回の様な事件が起こるとP-1の攻撃力が心配になるが、機首に爆弾倉を持ち、対潜爆弾や魚雷を格納できる。また主翼の下には最大8発の対艦誘導弾や対地ミサイルも装備出来るから、これらを装備すれば韓国の駆逐艦にロックオンされた瞬間に反撃して撃沈も出来る。まあ今は平時なのでこれらの装備は搭載していない ”丸腰” 状態だが、今度のような事を考えればこれらを常に装備していても良いような気もするが。
さてそれでは韓国軍の対潜哨戒機はというと、米国製のP-3Cを16機運用しているが全て老朽化している。そこで米海軍で廃棄となった中古のS-3Bを27機購入する方針だそうだ。そのS-3Bとは本来空母に搭載する艦上機であり、写真のように機体も小さい。しかも廃棄する筈のポンコツでは世界の常識から言ったらマルで話にならないし、更に自衛隊の200機体制に比べて一桁少ない保有数だから、まあ何と言うか‥‥。
と思っていたらばS-3B中古機購入話はボツとなったらしい。なお韓国軍のP-3CはP-3CKというそうで、ウリが改良して最高性能になったニダ、とか言っているのだろうか。そして乗組員の練度はと言うと、これは大したもので、P-3CKでは操作ミスで対艦ミサイルなど兵装の全てを海上に落としたという立派な実績もある。
加えて最新情報では結局米国のP-8Aを6機購入する事になったようだ。P-8Aは最新鋭機で日本のP-1とライバル関係にあるが、6機ねぇ‥‥。
.