【自衛隊 vs 韓国軍】電子戦情報収集機

現在の軍事作戦では電子機器の能力に負う処が多く、このために電子戦に備えて専用の航空機である電子戦情報収集機の重要度が増している。

そこで何時ものように日韓比較は自衛隊の所有機から始める事にする。

現役のYS-11EBターボプロップ電子情報収集機で機体も旧退化してきたが、電子戦機は寧ろ低速で安定して情報収集する能力など考慮すると、今でも充分に現役としての能力を持っている。このYS-11EBは航空自衛隊で4機が、また2機の電子作戦 YS-11EAが任務に就いている。

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YS-11といえば年配の方はご存じと思うが、戦後日本が初めて開発した中型旅客機で双発ターボフロップ、すなわちプロペラ機の為に短い滑走路などでも離着陸可能な為に以前はローカル空港で多く使用されていた。既に民間機では使用していないが、自衛隊向けは機体の傷みも少ない為に上記のように今でも現役となっている。

また海上自衛隊では、P-3C対潜哨戒機が多数(100機前後)配備されているが、その内がEP-3電子偵察機に、同じく5機OP-3C画像情報収集機に改造されている。

とはいえ、流石にYS-11は古くなった事から、次期機種として国産のC-1輸送機をベースとしたC-2EBが既に試験飛行中であり、今年度中に4機が完成する予定となっている。

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このC-2EBは機内容積が大きい事から各種の電子測定装置が搭載可能で、更に自動化により少ない操作員での情報処理が可能となる。また機体自体の性能も現用機よりも大幅に向上している。目出度し、目出度し。

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対する韓国軍の電子情報偵察機はRC-800「白頭」でベースはビジネスジェット機であるホーカー800(Hawker 800) 。まあビジネスジェット機とはいえ自衛隊始め各国の軍隊で使用しているが、それは短距離専用の要人輸送用や遭難救助であって、流石に電子情報偵察機には使って無いだろう。

製造は米レイセオン・エアクラフト社で、肝心の偵察機材はレイセオンの子会社でるE-SYSTEMSにマル投げした為、朝鮮半島の地形に最適化されていないし、このコンピューターシステムはホ―カ―800に搭載するには大き過ぎて所定の高度まで上昇出来ないという。しかも導入にあたっては空軍幹部や事業団長らに多額の賄賂が贈られたのがバレたり、武器仲介人が北朝鮮協力者だった事から偵察機の情報が筒抜けになっていたとか、もう例によってお笑いのオンパレードだ。

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加えてその性能はレーダーの精度が悪くて精々「どうやら船らしきモノが浮かんでいるようだ」程度しか読みとれない、って、ヤッパリ無用の長物だった。

では機体本体はというと、これまた年中故障していて殆ど飛んでいない状態が続き、それでも未だにロッキード社での改修を計画したりと、これって他の韓国軍主要兵器と同等の状態だった。

これまた目出度し、目出度し。

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