カバールとハザールって違うのか？

陰謀論について少しでも知識があればハザール人とかハザールマフィアというのはご存じだろう。しかし最近は何故かカバールという単語も目にする。この二つは同じモノなのか違うのか？ という疑問に対して調べた内容を簡単にまとめてみたのが以下の結果だ。

その前にもう一度ハザールについて復習しておくと、ハザールとは英語表記ではKhzarであり、日本ではハザールまたはカザールと表記されている。なーんだ、両方共同じじゃあないか、って、いやチョッと待って。今の話題は「カザール」ではなく「カバール」で、まあややこしいが、これって何か別なような気がする。

そこで今更の感もあるが、そのハザールというのは何かと確認しておこう。これは7～10世紀にかけて黒海沿いに栄えた遊牧民族とその国家の事で、下の地図を見れば東西、南北とも約3,000㎞にも及ぶ国家だった事が判る。

因みにこの地域は今ではウクライナ、カザフスタンの領土となっている。

んっ？ これって紛争地域で、一時期はイスラム国とか言う組織が占領した地域だが、それって要するにハザール国再建の企みだったんじゃあないのか？

それでハザール国だが、西暦800年(7世紀)頃にオペデア国王によってユダヤ教を信仰し、ユダヤ人以外のユダヤ国家となった。ここが判り辛いところで、今ユダヤ人と言っている白人達はハザール人で、本来のユダヤ人では無いのだった。それが偽ユダヤとかハザールユダヤと呼ばれる由縁である。

それではカバールはというと、ユダヤ教には秘義(悪魔崇拝)がありこれがカバラで、カバールはカザール人の悪魔崇拝者(サタニスト)を表している。と言う事でハザールマフィアとカバールを同義語と理解して良さそうだ。

また835年頃にハザール王国内でカバール革命が起きたが、結局反乱分子は国外に逃亡し、彼ら(カバール・ハザール人と呼ぶらしい)は指導者層となって国外で君臨していた。これが世界で忌み嫌われるユダヤ商人であり、現在のハザールマフィア等と言われる人種に繋がっているようで、すなわちカバール・ハザール人＝ハザールマフィアと理解して良いようだ。

なおハザール王国はというと、965年にロシアにより防衛の砦が陥落し、ハザール王国の首都が破壊される。ただし、ハザール王国自体は大きなダメージを受けながらも13世紀半ばまで領土は大幅に縮小したが独立は保っていた‥‥らしい。