新1万円札は渋沢栄一翁
4月 10, 20192024年度に20年ぶりに刷新される紙幣のデザインが発表され、1万円札の肖像は渋沢栄一翁になる事が判った。
渋沢栄一翁といえば明治時代に日本の資本主義経済の基礎を作った偉人であり、現在も一流といわれる銀行を含む大手企業の多くは渋沢翁により立ちあげられたものだ。一例を挙げれば第一銀行、東京証券取引所、一橋大学、東京ガス、東京海上、王子製紙、東急電鉄、帝国ホテル、サッポロビール、麒麟酒造、清水建設、東洋紡、明治製糖等等。
渋沢翁の凄いところは、会社を立ち上げて軌道に乗せつと自身は退いて次の目標にまい進する事で、一切の私欲が無いという今の経営者とは大いに違うところだろう。その割にはマイナーというか一般人には殆ど知られていなかったのも不思議なものだ。
お前、そんな偉そうな事を言って、渋沢翁の事を前から知っていたのか? 何ていう声が聞こえてくるが、実は40年程前の知人に清水建設の社員がいて、散々話を聞かされたからだ。清水建設では社内研修で渋沢翁の功績とそのポリシーを叩き込まれるそうだ。
その新札の発表に対して、韓国がクレームを付けているという。まあ例によって日本のやる事全てにイチャモンを付けたいのだろう。それでそのクレームとは
『【ソウル共同】日本政府が新1万円札に実業家渋沢栄一の肖像画を採用すると発表したことを受け、韓国メディアは9日、渋沢が「日本の帝国主義時代に朝鮮半島の経済を奪い取った主役だった」と強調した。』
これは何が言いたいのか調べて見たらば、朝鮮併合以前の1912年に第一銀行が朝鮮に支店を出していて、ここで発行された第一銀行券が朝鮮最初の紙幣だったと、いやまあ初めて知った。その紙幣には当時第一銀行頭取だった渋沢翁の肖像が入っていたのだった。
確かに当時の朝鮮は600年に渡る李王朝の支配によって、一部の特権階級を除いて国民は野宿のような生活をしていたから、銀行どころの騒ぎでは無く、日本が統治しなければ野宿のままだった訳で、それを植民地支配だと大騒ぎするのが韓国であることは今更言うまでも無いが。