元号と西暦の換算は間違い易いか?
4月 14, 2019元号を反対する理由の一つに併用による換算の煩わしさと間違いの危険性を挙げる人も多い。確かにそれは事実だが、これは今に始まった事では無い。
そこで思い出したのが高校生の時に、日本史の試験で第二次世界大戦が終結したのは西暦何年か、という問題で多くの生徒が間違った事だった。それを担任(数学)の教師が終戦の年を知らない何て考えられないと驚いていたが、実は知らないのでは無くて昭和20年と覚えているから西暦での質問に答えられなかったり、換算を間違えたのだった。
実際に今でも諸官庁も学校も病院も元号を使っている位だから、半世紀前の高校生は年号といえば元号だった訳で、終戦が1945年なんて急に浮かんでこなかったのだ。因みに日本史の試験で何故に西暦での回答を要求したかといえば、日本史の教師が左翼だったというのが本当のところだ。
では現在は如何かと言えば、銀行等を除けば殆どの企業は西暦を使っている。何故ならグローバル化により大企業は世界中に子会社を持っているから、元号なんて使ったらパニックになる訳で、社内の書類は全て西暦となっているから、社員は元号が変わろうが何の影響も無い。何たって使わないのだから。
逆に市役所とか税務署への書類で元号で書く必要があると結構迷ってしまうし、今年は平成何年?なんて何時も聞かないと判らないという事になる。
結局官庁の書類などで日付を書くときには西暦か元号かを選択できれば良いだけの話だが、そうはいかないのだろう。