日産、今期純利益半減
5月 18, 2019日産が14日に発表した2020年3月期の連結純利益予想は前期比47%減の1700億円を見込んでいる。リーマン・ショック後の業績悪化が続いた10年3月期以来、10年ぶりの低水準となる。って、あらら、こりゃあ駄目じゃないっすか。
実は2018年度も営業利益が前年度を下回っていて、下図のように遂にルノーを下回ってしまった。また純利益では前年度(7,469億円)57.3%減の3,191億円と大幅減となっている。
この理由として日産では米国、欧州の落ち込みとか、グローバルシェアの減少などを上げているが、日本ではゴーン氏の問題に端を発する日産経営陣の乗っ取り疑惑やら、まあイメージは最悪であり、当然ながらユーザーに敬遠されている事は大きく響いている筈だ。
その日本ではこのところ日産の新型車が殆ど発売されず、旧型車でライバルと勝負するという状況となっている。これについては本編日記モデル末期だらけの日産車にて、現在の日産車が如何に時代遅れとなっているかを解説しているので参照願いたい。
それにしてもルノーは日産の利益を自社に補てんして凌いでいる、何て言われていたのが、これじゃルノーのお荷物に逆戻り。大体、司法取引で自分の悪事に目を瞑ってもらって日産を乗っ取ろうとした経営陣や、それに検察を通じで支援した内閣とか、まあゴーン氏以上に私利私欲にまみれた連中の悪事は、何と日産の大幅利益減となって現れた‥‥と見たくなる。
しかし純利益が3千億単位で減ってしまうくらいなら、ゴーン氏に300億くらい好きに使わせても未だ2,700億円の利益を失わずに済んだのにねぇ。もう日産何かルノーに好きにさせたら良いんじゃねぇの。あっ、残った日産社員はと言えば、ルノーの利益で補てんしてもらうという事で、万事目出度し、目出度し。