MMT(現代貨幣理論)って何だ?
5月 22, 2019今回取り上げるMMTという理論は、今年の初めまでは極一部の専門家しか知らなかったようだが、このところ急激に注目されている。
その概要はウィキぺディアによると『現代経済の貨幣が借用書により成立していることを捉え、政府は税収に制約される必要はなく、任意の自国通貨建て国債発行により財政支出量を調整することで、望ましいインフレレベルを目指す経済政策を行うことを理論的主柱としている。』と説明されている。
ええっ?今までは政府の財政赤字が拡大すれば同時に金利上昇と景気悪化を招くので、政府の国債発行の拡大は望ましくないという事だったのに対し、MMTでは財政赤字拡大では景気悪化を招くとは限らずマネーサプライ増加によるインフレ圧力がかかるのみというのだから、そりゃ話題になるのも当然だ。
今までの経済学では貨幣自体が価値があるとされていたのが、MMTでは貨幣は負債であり只の借用書だというのだから、今後の経済政策だって全く違ってくるだろう。
とは言え急にそんな事を言われても、直ぐには理解できないのが辛いところだ。そこで参考になる動画を以下に貼りつけておく。まあ個人的な受け止め方は色々あるだろうが、目を通しても決して損は無い、というか目から鱗ものですぞ。