今更ですが、ファーウェイってどんな会社?

5月 26, 2019 0 投稿者: B_Otaku

最近話題のファーウェイだが、正直言ってそんなに世界的な大企業だった何て今まで思ってもい無かった。読者諸氏は如何だろうか? えっ、そんなのずーっと前からしっていたよ、何ていう例もあるだろうが、多くはそれ程の知識は無いと思う。 ←(勝手に決め付けている)

本題に入って、ファーウェイは今から30年前に3000ドルの資本金で創業したが、それが今では中国最大どころか世界有数の通信機器メーカーに成長している。創立者の任 正非(じん せいひ)氏は人民解放軍出身で、当時から日本や米国などから知的財産を盗むという任務に就いていたという。

勿論今でも政府とのパイプは太く、民間企業という事になっているが政府との関係は極めて強く、中国共産党(政府)から補助金を受けているために低価格が実現出来るという。また従業員持ち株制度を実施で株式の殆どは従業員が持っているという特徴があり、非上場のために株主に利益を還元する必要が無く、利益の多くを研究開発費に使う事ができる。

要するに利益はハゲタカに持っていかれる事が無いので、その分を研究開発(R&D)に投資できるというのも強みだ。因みに2015年のR&D投資額は約1兆1千億円で売上高全体の15.1%、過去10年間のR&Dへの投資額の累計は約4兆4,500億円というから、世界でダントツの5G技術などは豊富な開発資金の恩恵でもあったようだ。また経営規模としては2018年の全売上高は約12兆円、純利益は約9,800億円だった。

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現在EU各国の現行4G機器は既にファーウェイ製が多くを占めていて、5Gへの移行が他社製機器では不可能の為にファーウェイ製機器を使うしかない。実際に現在英国の情報は既にファーウェイ製の4G機器によって中国に監視されている状況になっているという。それってヤバいんじゃねぇの!

そしてファーウェイが5Gの覇権を握れば米国の軍事機密も中国へ漏れる事が懸念され、要するにこのところの急進的なファーウェイ排除の理由は、国家の安全保障を損なうからであり、これはもう戦争と言っても過言ではない。

安全保障と言えば、米国としては日本とEUからの自動車輸入台数は米国の国家安全保障を損なう程に多いと考えているようだ。丁度今日はトランプ大統領が訪日中であり、その目的は天皇陛下との会見でも、大相撲観戦と優勝トロフィーの授与でも無く、日米貿易交渉なのも当然だ。