上級国民、今度は殺人

元農林水産省の事務次官が息子を包丁で刺して死亡させたとして逮捕された。事務次官と言えばキャリア官僚の中でも最高位だから、正にエリート中のエリートであり、典型的な上級国民だ。犯行のあった自宅の写真を見れば、中々立派な家じゃねぇか。まあ殺人罪じゃあ当分のこの家には戻れそうも無いが‥‥。

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あれっ、上級国民は逮捕されない筈なのに、って、いや流石に殺人は駄目でしょう。これが強姦なら何とかチャラになるのは元TBS記者で証明済みだし、クルマの暴走で歩行者を死亡させても逮捕は無いが、殺人は駄目だったようだ。

しかし何故にそんなエリートが息子を殺すまでに至ったのかというと、その息子(44歳)は無職で引きこもり、家庭内では暴力を振るうという例のパターンだった。44歳という事は正にロストジェネレーションだ。

因みにロストジェネレーション(通称ロスジェネ)とは1970年~1982年頃に生まれた世代で、バブル崩壊後から約10年間の期間に就職活動をした世代の事を言う。この世代は就職に失敗すると正社員の道が閉ざされ、非正規社員や無職のままマトモな社会経験も無いままに年をとってしまった事から、社会から完全に放置されたまま40歳代となっている例が多く、今回の事件も正に原因はこれだ。

そして今このロスジェネ世代の多くが年老いた親の収入に頼っている状態で、80歳代の親が50歳超えの独身で職の無い子供と暮らすという事態は「80・50問題」と呼ばれている。その収入源は親の年金などだが、その親に介護が必要となれば、親子とも生活が破綻する危険がある。

結局ロスジェネなんて呼んでいるが、これは完全に棄民であり、政府はこの問題をどうする積りなのだろうか?

 

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