韓国のモノレール
6月 20, 2019国防の要である兵器でさえお笑いネタ満載の韓国だが、さて今回はモノレールを話題にしてみる。
韓国のモノレールでも最も有名(!)なのが仁川広域市の月尾銀河レールで路線距離は6.1kmで駅が4つという観光用路線とした計画され2008年7月、すなわち11年前に工事が始まった。
ところが例によって問題続出で2009年8月の開通予定は2010年6月からようやく運転が開始されたが、逆走して車両が駅で停車していた別の車両に突っ込み電光掲示板などが数メートル下の地上に落下・散乱するという事故が発生した。
その後も開業予定を度々延期していたが、試験車両の車輪が走行中に破断して落下し、通行人に当たって怪我をするという事故が起きた。
更には橋脚等の構造物にも得意の手抜き工事が発覚し、直線区間のレールを見ると蛇行していたり、素人が見ても橋脚の重心から外れた位置にレールが固定されているなど、まあ何時もの事ながら韓国のお家芸である超手抜きのオンパレードだった。
第三者機関の調査の結果、外見は一応モノレールらしき形がしているが、とても乗客を乗せて運航できるようなモノでは無い事が判明した。なんたって、設計自体が怪しく、橋脚とレールの施工自体は工事の免許を持たない下請け業者が施工して、おまけに橋脚とガイドレールの固定をボルトの代わりに溶接するなど手抜だらけ。結局2011年1月に市は事業の白紙撤回を決めて、既に95%が完成していた施設を撤去する方針を固めた。
要するに大金を掛けて使い物にならないガラクタを作ると言う、何時ものとおりの結果となった。
ところがこの話には続きがあった。2011年10月には当時の与党の働きかけで撤去が覆されて再検証を行ったが、何と車両の設計から通信設備まで全ての項目で不具合が見つかるという、徹底したガラクタである事が再確認されて、結局運航不能とされた、って、当たり前だろ。
しかし未だ諦められずに、今度は遊園地のアトラクションのようなレールバイクでの復活プランが湧いて出た。乗車定員を70名から8名に減らした小型モノレールに転用する事となったが、ここでまた実績の無い業者に事業を委託し、結果は伸びに伸びた開通予定日の3カ月前でも1台の車両も完成していない状況となった。
そしてまたまた事業は白紙撤回で、結局これまでに仁川広域市がこの事業に費やした費用は100億円(1000億ウォン)にも上った事が判明した。
それにもめげずに2019年開通を目指して新しい業者を公募したが、勿論問題だらけで、結局未だ開通したとう話は聞かない。
いや、まあ、何と言うか、相変わらずですなぁ。
欧米、日本の技術が無いと出来ない。光学、船舶等等。以前イギリスから精密機械を購入したさい契約で分解して特許の部分は見てはいけないとされていたが開けて元に戻す事が出来ずおお恥をかいた。開けると元に戻す事が出来ないように細工されていた。韓国政府の注文。