煽りガスガン男逮捕
9月 16, 2019このところワイドショーを騒がせていた、煽り運転をしながらエアガンで撃ちまくるという「煽りガスガン男」が遂に逮捕されて、またまたマスコミが報道合戦を繰り広げている。
しかしこの事件、いや事件というには余りにもショボいくらいで、死亡者どころか誰ひとりかすり傷さえ負って無いし、煽り運転と言っても高速道路で危険運転をしたとう訳でも無く、玩具の鉄砲撃ちながら安ものミニバンで威嚇したというのだから、犯罪としてはあまりにもショボ過ぎる。尤も今やテレビでお馴染みになった黒いミニバンが盗難車らしく、ナンバープレートも偽装していたというから、そちらの方で立件すれば実刑くらいにはなるだろうが、まあ犯罪者としては最下層というところだ。
これってドラレコが無ければ立証できない事件であり、テレビで騒がなければ警察も本気は出さないくらいの事件だが、盗難車の件もあるし、世間でこれだけ騒がれれば立件するっきゃ無かったのだろう。でも、ねえ。もっと重要な事件がありそうだが。
それと共に今回の事件が騒がれた背景には日本人の銃アレルギーがある思う。日本の銃規制は世界で一番厳しく、いや厳しいのを通り越して滅茶苦茶だが、これは戦後の警察が米軍に忖度してこんな法律を作ってしまったのと、偽善パヨクが「銃=戦争」という理論から妙に毛嫌いしたとかも大きな原因だと思っている。
それで、今回のエアーガンだが、正式にはエアーソフトガンと呼ばれる玩具であり、圧縮空気で弾を飛ばすのだが、最近は空気の代わりにガスを使うものも多く、これをガスガンと呼んでいる。従ってガスガン=エアーガンという事になる。
そして今回使用された”凶器”の写真が公開されている。
この写真から製品として特定したら、東京マルイというメーカーのグロック18Cというモデルだった。メーカーの動画を埋め込んでおくが、これが何と撃った瞬間にスライドが後方に下がって次弾をセットする本物のオートマチックピストルと同じ動作をするのだった。
このグロック18Cの本物はオーストラリアの銃器メーカーであるグロック社の自動拳銃で軍用モデルにはフルオート、すなわち引き金を引いている間中連射する、機関銃のような機能まで持っているものだが、何とこのエアーガンもフルオート機能を持っていた。
いやはや大した技術力で、おもちゃメーカーと侮れないものがある。因みにこのメーカーのHPで調べて見たらば、規模としては立派な中堅企業であり、本社も工場も最新の建物で、成る程この規模だと経産省からすれば立派な玩具メーカーであり、警察がチョッカイを出す訳にはいかないだろう。こうなると昔の零細モデルガンメーカーみたいに、チョッとでも銃刀法に抵触しそうな製品を出すと直ちに経営者を逮捕する、なんて事をしたら経産省の利権に手を出したという事で、官僚軍団から総攻撃を喰らうだろう。
それでこのガスガンだが‥‥
価格は一万数千円だから、物好きな読者は購入してみたらいかがかな。
なお今回チョイと触れた銃や兵器に対する偽善パヨクの病的毛嫌いについては別の機会に纏めようと思っているが、一言いえば成人男子の殆どが銃に対する対する経験や知識が無い国は稀であり、これは防衛上からも非常に問題がある、と思っている。