香港区議選 親中派の勝利を確信していた共産党と中国メディアは大パニック

11月 28, 2019 0 投稿者: B_Otaku

香港区議会選での民主派大勝利(「香港区議選 民主派8割で圧勝 親中派ボロ負け」参照)により、親中派の圧勝を確信していた中国メディアの編集者たちは大パニックに陥った、と米ニューズウィークが伝えている。

中国メディア各紙は選挙前夜には親中派の圧勝を信じで予定原稿を作っていたが、結果は見事に外れ、何とか中国共産党に有利な情報操作が出来ないかと大慌てとなった。何しろ予定原稿が外れた時の対策は全く考えていなかったからだ。

香港では中国政府の出先機関である香港連絡弁公室という機関があり、ここが親中派の政治家を纏めて共産党の会報を出す事と、中央政府のスパイの役割もい行っている。そして香港の長引くデモは、この連絡弁公室としては大失態であり、名誉回復策として都合の良い資料のみを提出して、多くの市民は親中派だが声無き多数派だから、選挙は親中派の圧勝になると報告していた。

更に中国共産党は別のルート、例えば国営新華社通信のスタッフなどの資料でも情報を集めているが、これらも全てが共産党指導部の望みそうな情報のみを報告していたために、キンペイちゃん達は本気で親中派が大多数で大勝利となると信じていたようだ。

これって、旧ソ連崩壊前の状況とソックリじゃないか。

香港区議会自体は何の権限も無いが、香港市民の多くが民主化を望み、反中国共産党である事が判ったのは大きな成果だった。しかも共産党執行部は選挙中に必死で不正を行っていたようで、そこまでやってこの結果という事は、実際には親中派の当選者は限り無くゼロに近い事になり、それぁキンペイちゃんもショックだろう。

そして今後香港情勢は如何なるのか?キンペイちゃんは中国のゴルバチョフになるのか?いやチャウシェスクの方が似合っているかな?