山口組抗争で自動小銃使用 ヤクザが軍用ライフルってそれヤバくないか?

12月 1, 2019 0 投稿者: B_Otaku

先月28日に発生した指定暴力団神戸山口組傘下の古川組・組長が射殺されて事件で、容疑者が使用したのは自動小銃で30発を連射したという。

容疑者は警察の職務質問に一度は拳銃を向けたが、その後車内より自動小銃を持ちだし、2丁とも路上に放り投げたという。何だか訳が判らないが、その銃の写真が下のもので、先ずは拳銃だが、短銃身の回転式で私服の刑事等が使用するモノだ。

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そしてもう一つが自動小銃で、この写真からすれば米軍の自動小銃M16のバリエーションのようだ。というのは歩兵用のM16に対して銃床がパイプ状になっているなど、特殊用途用のバリエーションのように見える。

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M16には民間用のモデルもあるが、一気に30発を発射したという事は、フルオート、すなわち引き金を引いている間は連射できる機能を持っているという事で、これは民間用では省かれている(ただし改造は比較的簡単)から軍用の可能性が高いという事だ。

なお30発というのは写真でも判るように30発用のマガジン(弾創)を付けているから、マガジンに装填してあった弾丸を全て撃ち切ったということだろう。尤もフルオートなら一瞬だが。

それにしても暴力団も最近は軍用小銃を手に入れているというのは危険すぎるし、自動小銃を持つていると言う事は、若しかして対戦車ロケット(バズーカ砲)とか、軽機関銃なんかもあったりするのだろうか。そこまで行かなくても手榴弾くらいは持っているかもしれないから、本気で使われたら一般市民の犠牲者だって心配だ。

考えてみれば米軍なんて世界中で展開しているのだから、歩兵ならほぼ全員が所持している自動小銃の横流しがあっても全く不思議は無い。いや寧ろあって当然だろう。

まあ今回は容疑者が簡単に投降したから良かったようなものだが、自動小銃を持った相手が本気になって立て篭もったらば、これはもう警察では無くて自衛隊の出番だろう。となれば内戦になってしまい、そう考えれば今回の事件は相当に深刻だと思う。