【自衛隊 vs 人民解放軍】 航空母艦

12月 11, 2019 0 投稿者: B_Otaku

 

自衛隊vs韓国軍では何しろあのお笑い韓国軍といわれているマンガみたいな装備を相手に散々笑わせてもらったが、その続編として今度は中国人民解放軍との比較を行ってみる。
ところで中国には国軍である中国軍が無いっ! ええっ、そっそんな馬鹿な、と思う読者もいるかもしれないが(いや、居無いか)、世間で中国軍と呼ばれているのは人民解放軍という中国共産党の軍隊であり、私兵という事になる。もっと突き詰めれば、その昔は毛沢東の私兵であり、現在は周近平の私兵という事になる。

その人民解放軍との装備比較第1回目として取り上げたのは航空母艦。ただし、日本には航空母艦は無いっ( ー`дー´)キリッ まあ強いて言えばヘリコプター搭載護衛艦「いずも」をF35B STOVL (短距離離陸・垂直着陸) 機を10機程度搭載できるように改修するが、これはあくまでも護衛艦だからねっ。⇒護衛艦いずも空母化

WPPhto191211-1.jpg

では人民解放軍の空母はというと、現在就役中空母は「遼寧(りょうねい)」1隻で、この艦は満載排水量59,100t、全長305x最大幅78mで、これはいずもの満載排水量26,000t、全長248x最大幅38mよりは遥かに大きいが、米国ミニッツ級の満載排水量100,020t、全長333x最大幅77mよりは小さい。

実はこの遼寧は1998年にウクライナの未完成の空母「ヴァリャーグ」からエンジンと主要機関を解体し、スクラップとして中国に売却されたもので、本来は海上カジノとして使用すると表明していたが、その後紆余曲折のあげくに空母として大改修されたものだ。

遼寧の船首付近を見るれば判るが、飛行甲板はスキージャンプ式と呼ばれるもので、米国の空母のようなカタパルト(射出機)が装着されていない。という事は、発艦時に少しでも推力が不足していると海上にドボンっとなる訳で、実用性や安全性には大いなる疑問が有る。そして着艦時のアレスティング・ワイヤー(短い滑走距離だけで着陸・停止させるための鋼索状の支援設備)はロシアからの調達に失敗した事から自主開発したというが、マトモなモノではないだろう。

という訳で、遼寧は大きさこそ空母っぽいが、発艦時の成功率は低く、着艦は事実上出来ないから、上手く発艦出来たとしても任務遂行後には陸上の滑走路まで飛行する必要が有り、結局旧日本軍の特攻機並みの飛んだら帰れないという代物だった。それなら「いずも」みたいにSTOVL(短距離離陸・垂直着陸)機を使えば良いのだが、中国にはSTOVL機は無いっ!

という事で、中国としては今後カタパルトを備えた原子力空母2隻の建造を計画していたが、最近の情報では計画を撤回した(諦めた)という事だ。

結局、尖閣諸島の傍を遼寧がウロウロして威嚇していたが、何の事は無い空母の形をした只のドンガラを航行させていただけだった。これじゃあ韓国のイージスシステムを持たないイージス艦と良い勝負だ。

あっ、韓国は中国の核の傘に入るようだから、そりゃ破れ鍋に綴じ蓋同盟としてベストカップルになりそうだ。

目出度し、目出度し。