カルロスゴーン氏の記者会見 日本メディアで参加できたのはテレ東のみ

昨日のハイライトは何といってもカルロスゴーン氏のレバノンでの記者会見だが、その会見に参加できた日本のメディアは唯一テレビ東京(テレ東)のみだった。この選別については「客観的に分析・報道する人間と話したい」として、過去の報道ぶりなど一定の基準で選別したという。という事はテレ東以外の日本のマスコミは客観的に分析・報道する事が出来ないインチキメディアと判断されたという事で、まあ確かにその通りだが。

それで日本のメディアは殆どが内容を否定したり、新しい事実は何もなく無意味だと必死にネガティブキャンペーンを張っていたが、日本では知られていても世界中の一般庶民に対して日本の検察の前近代的な体質をアピールしたという事は大いなる成果だったと思う。

まあ前回のブログでも述べたが、検察関係者の極端なネガキャンはまさに火病っていて視聴者に不快感さえ与えると思うのだが‥‥。

それで一番期待された日本政府の関与者については、レバノン政府に迷惑がかかるので実名は上げないとした。実はこれは大きな事で、日本はレバノンに対して多額の経済援助を行っており日本との関係悪化は好んでいない筈で、日本政府関与者の名前を上げない事により逆に日本政府に対して貸を作った形になった事になる。

更に興味深いのは報道陣の質問に対する回答で「政府のトップ、アベさん(安倍晋三首相)がかかわっているとは思わない」と述べたことだ。日本政府の関与者については既に昨日会見に先立って日本の日刊ゲンダイが4名の国会議員を名指して公表している。これが事実に反するとしたならば訴訟問題になるだろうが、名指しされた当時者は怒り心頭で訴訟を仄めかす、何て事は無いようだから‥‥まあ認めたようなものだなぁ。


昨年4月の動画では実名が伏せられた(左から時計回りで菅義偉氏、世耕弘成氏、今井尚哉氏、甘利明氏)(C)日刊ゲンダイ

あべちゃんとしては自分に火の粉はかからずに宿敵の弱みは握れるし、本音ではゴーン氏の日本引き渡し何てどうでも良いのだが、日本の検察とかが煩いからポーズだけやっておこうか、というノリだろう。これに対して名前を出された日産関係者は、これも既に公然の秘密だったから今更という指摘もあるが、いやいや、全世界に向けて名前を出された痛手は大きい筈だ。

そして個人名は出していないが、検察と一部の法律事務所が日産と組んでゴーン氏を陥れたという声明は日本の検察としては改めて世界に前時代的な悪徳集団との印象を撒かれた訳で、まあ火病るもの無理は無いが。

実はフランス政府がゴーン氏に同情的で、推定無罪の原則や拘置所内での人権問題に不満を呈しているという事実は日本では殆ど報道されていないが、この事を考えても日本の検察が如何に吠えようとも惨敗には変わりない。ご愁傷様です、ち~~ん。

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