イラン政府ミサイル誤射を認める

イランの首都テヘラン近郊の空港近くで8日にウクライナ国際航空機が墜落した事故について、イラン政府は人為的ミスによる誤射で墜落したと認める声明を出した。https://www.afpbb.com/articles/-/3263094

この事故は8日、ウクライナ国際航空のボーイング737‐800がテヘランの空港からウクライナの首都キエフに向かって離陸した直後に墜落し、イラン人・カナダ人・ウクライナ人らの乗客・乗員170人以上全員が死亡したものだ。イラン政府は機体の故障などを主張していたが、誤魔化しきれなくなり一転して撃墜を認める事となったようだ。

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原因は離陸直後に旋回したウクライナ機をミサイルと誤認して、操作担当者が上官に許可を得ようとしたが連絡がとれず許可無しでミサイルを発射したという、もう軍隊組織として全く機能していない事がバレたわけで、こんな連中にミサイルを弄らすのは危険極まりないなぁ。

今回の誤射を起こしたのはイラン革命防衛隊に所属する航空部隊で、実はイランには旧帝政時代から続く国軍とホメイニ革命後に創設された革命防衛隊という2つの軍隊組織がある。革命防衛隊の主な役割は国家安全保障であり、国内の治安維持と国境警備を担当し弾道ミサイル部隊も保有している。

イラン側はこれまで撃墜を強く否定してきたが短期間で撤回したのは、ブラックボックスを解析すれば事実が明らかになり、早めに誤射を認めた方が痛手が少ないと判断したのだろう。それでもイランが国際的に厳しい立場に追い込まれることは間違い無く、米国にしてみればイランのオウンゴールでの失墜により、無理して攻撃する必要もなくなった、と見るべきだろう。

あれっ、そういえば、トランプ大統領が突然対イラン攻撃を否定して全面攻撃を回避する事を公表したのは‥‥8日だった。中東と米国の時差は約20時間もあるから、この事故が起こった時米国は前日(7日)だった事になり、トランプ大統領はイランの自爆を知って早急な攻撃は必要ないと思った‥‥とは考えられないだろうか?

まあ何れにしてもイラン革命防衛隊の大チョンボは米国vsイランの全面戦争の危機からすればうまい具合に避けられたという事になるだろう。いや目出度し、目出度し。

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