中国に迫るバッタの大群はどうなった?
4月 11, 2020歴史的パンデミックの発祥地として今や経済的にも政治的にも窮地に立っている中国(正しくは中華人民共和国、または中国共産党政府)だが、これに追い打ちをかけてアフリカを発祥としたバッタの大量発生が中国に迫っている事は2月中旬に伝いている。
⇒ウイルスだけでなく バッタの大量発生もヤバいぞ!
この時は日本のマスコミの一部もTVなどで報道していたが、最近はまるで情報が途絶えている。そこで何か進展はあるのかと調べてみたらば、3月中旬にロイターが「10万羽のアヒル軍がバッタを退治するために中国からパキスタンに派遣される」という中国発ニュースが2月下旬から世界を席巻している、と伝えていた。
その中国のニュースは2月19日付でCGTN(China Global Television Network)という、国営テレビ局である中国中央電視台の中国グローバルテレビジョンネットワーク(中国環球電視網)の英語による国際ニュース放送チャンネルのウェブサイト(news.cgtn.com)で伝えていた。
その記事は「’Duck troops’ gather at the border to face locust swarms (イナゴの群れに立ち向かうために国境に集まる”アヒル軍”)」という題名で、本文も短く単に
「As 400 billion locusts approach China from the India-Pakistan border, 100,000 “duck troops” are gathering to prepare for the potential emergency. (インドとパキスタンの国境から4000億のイナゴが中国に近づくと、潜在的な緊急事態に備えるために10万人の「アヒル軍」が集まっている)」と簡単に伝えている。
アヒルによる撃退の話は前回のブログでも取り上げたように、中国では以前この方法で危機を切り抜けているから強ち嘘とも言えないだろう。またこのサイトでは大量のアヒルが移動している短い動画も公開されていて、これはその後Youtubeでも公開されている。以下にその動画を埋め込んでおく。
“Duck troops” gather at the border to face locust swarms
ただし、このアヒルの群れがバッタ対策のモノと確定できる証拠もないが‥‥。
そしてそれ以後最新の情報を探してみたが見当たらなかった。これは今後も目を離せないアイテムだ。