サムスンがシャープから液晶表示装置を購入する?

4月 12, 2020 0 投稿者: B_Otaku

韓国サムスン電子は3月末、テレビ向けの大型液晶パネルの生産から撤退する方針を明らかにした。そのために韓国中部の湯井工場と中国江蘇省の蘇州工場の大型液晶パネルの生産ラインを停止するということで、これらの工場は旧式の生産ラインで中国メーカーの最先端工場に比べて生産効率は悪く採算が悪化していたという。

しかしサムスン電子は自社ブランドのテレビも生産しており、これらは台湾や中国のメーカーから調達しているが、今後更に外部調達を増やすために、なっ、な、何と、その昔の宿敵であるシャープから供給を受ける検討をしているという。シャープは現在台湾のフォックスコンに買収されているが、そのフォックスコンの郭台銘会長は「打倒サムスン、打倒韓国」をスローガンにしていて、シャープを買収後の2016年には突然サムスンへの液晶部品納入を中断し、それ以来両社の取引は中断していた。

な~る程、非韓三原則どころか打倒韓国って、いやまあ頼もしいものだ。

このテレビ用大型ティスプレイパネルの2019年世界シェアは
1位 LGD(韓国) 24.0%
2位 BOE(中国) 20.7%
3位 AUO(台湾) 13.0%
4位 イノラックス(台湾) 12.2%
5位 サムスン電子(韓国) 9.3%
6位 華星光電(中国) 6.2%
7位 シャープ (日本) 4.7%
となっている。

こうして見ると中国と台湾が圧倒しているのが判る。それでサムスン電子は今後次世代パネル、すなわち有機ELの量産に移行するという。なお中国蘇州工場は売却となるようで、中国メーカーが買収を計画しているようだ。

結局液晶ディスプレイもスマホも日本⇒韓国⇒中国と主流が移っているが、この中国一人勝ちも今回の新形コロナウイルス危機により完全に後退してしまった。ということは、今後は台湾が一気にトップに躍り出ると共に、日本も返り咲きの大きなチャンスともなる。日本は落ち目になったとはいえ、韓国のように近々国家破綻確実という状況から見れば遥かに痛手は少ない状態だから反撃も早いだろう。

というか、韓国の盛況は実は国際金融資本、所謂ディープステートとかニューコートとか呼ばれている組織の策略により、日本の一人勝ちを止めるために韓国を使ったのだが、その韓国が調子の乗っているうちに中国に主流が移されたということだ。しかしその中国は力を付け過ぎ、今度は中国共産党がディープステートを差し置いて世界を制覇しようとの欲望が判ってくると、ディープステートは大慌てで中国潰しにかかった、というと何だか陰謀論的になってしまうが、流れとしては間違い無いだろう。

そして更に陰謀論的に考えれば、新形コロナウイルスもディープステートが仕組んだ生物兵器によるテロと見ると話は説明しやすくなる。ついでに世界的大不況はリーマンショックで大儲けしたディープステートにとって10年ぶりに一儲けするチャンスという事になり、増々話が分かりやすくなってくる。

なお中国でのテレビ用パネル製造拠点として大きな投資をされていたのが武漢地区で、「中国のオプティクス・バレー」とか言われていたようだ。ぶっ武漢って‥‥やっぱりねぇ。

まあ何れにしても中国の痛手以上に、韓国政府と企業の崩壊という事は間違い無いだろう。