60年代 日曜洋画劇場スポンサー「レナウン」は超一流会社だった

5月 26, 2020 0 投稿者: B_Otaku

 

レナウンが経営破綻したニュースが伝えられているが、レナウンと言えば年金受給世代にとっては1960年代半ばから放送が開始された日曜洋画劇場のメインスポンサーだったことを覚えているだろう。そう、半世紀前のレナウンは超一流会社だったのだ。
日曜洋画劇場(年金フル世代の中・高時代

その日曜洋画劇場のコマーシャルには「ワンサカ娘」というCMソングが使用されていて、弘田三枝子が歌っていたが、他にも何人かがカバーしていて、何とその中にシルヴィ バルタンのバージョンがあり、これは当時大変な事だった。

レナウン CM 1965年 シルヴィ・バルタン Sylvie Vartan 「ワンサカ娘」篇

レナウンは1969年には「アーノルドパーマー」ブランドを立ち上げ、日本発のファミリーブランドとして一時期は大いなる人気を博していた。

そして1970年に立ち上げたのが紳士服ブランドの「ダーバン」で、アランドロンを起用したCMは当時日曜洋画劇場を始めとしてテレビでは頻繁に放送されていた。あのアランドロンが最後に何やらフランス語で言うのだが、意味は分からないまでも実に恰好良かった。

ダーバンCM 1971

そんなレナウンも時代が変わり、既に2010年に中国企業が筆頭株主となっていた。要するに時代の変化に付いていけなかったという事で、今回新型コロナウイルス感染拡大の影響がとどめを刺したのだった。