尖閣近海から米空母が去った後は強襲揚陸艦の大量投入で焦る中国

6月 2, 2020 0 投稿者: B_Otaku

 

このところ中国が南シナ海や尖閣付近での”取り締まり”と称した行動が目立っていて、その理由として米国空母がコロナ感染騒ぎで同海域から退去している隙を狙っての行動とも言われていた。
中国警備船が尖閣沖で日本漁船追尾

まあそれはあるにしても、どうやら別の理由もありそうだ。というのは米軍は空母を退去させた代わりに強襲揚陸艦(LHD)を主とする艦隊を派遣しているのだった。そしてこの海域へ中国が(見かけだけのハッタリ)空母「遼寧」を展開しているのは人民解放軍の焦りを表している、という見方がある。

この地域での強襲揚陸艦の展開は、言ってみれば中国が尖閣諸島へチョッカイを出したらば、即座にこれを阻止するという事で、これには中国は相当ビビッているようだ。因みに強襲揚陸艦とは輸送ヘリコプター及びエア・クッション型揚陸艇を始めとした各種上陸用舟艇を搭載・運用する能力を持つ艦のことである。特徴としては、大規模なヘリコプター運用能力と全通飛行甲板が挙げられれ、米軍ではワスプ級LHDが8隻、ウェルドッグ(船尾のデッキ上の格納庫)を廃止して航空運用機能を強化した発展型(LHD)のアメリカ級2隻を所有している。

WPPhto200602-2

あれっ、上の写真って、何かに似てないか?

あっ、こっ、これは護衛艦であって強襲揚陸艦や、ましてや中型空母の訳が無いでしょう。空母みたいな甲板は輸送用のヘリが着艦するためであり、オスプレイなんていうのも輸送ヘリだからねっ。この辺については
【自衛隊 vs 韓国軍】 強襲揚陸艦

なお海上自衛隊ではウェルドッグを持ったおおすみ型という輸送艦も3隻が就役中だ。それではこれらはどの海域で就役中かといえば、まあ、そりゃ、せ〇かく周辺でしょうねっ。

因みに人民解放軍の強襲揚陸艦はというと‥‥無い! いや正確には現在建造中という事だ。そうです、中国軍はいざ尖閣に上陸したとしても米軍の強襲揚陸艦に歯が立たないし、もしも米軍が日・中の問題として手を出さないとしても、海上自衛隊には輸送艦、ぶっちゃけ強襲揚陸艦が3隻、ヘリコプター型護衛艦ひゅうが型といずも型各2隻を就航させている。

なお自衛隊は”輸送艦”のみならず、当然ながらこれと共に強襲作戦に使用する各種装備も充実している。
【自衛隊 vs 韓国軍】AAV 水陸両用強襲輸送車
【自衛隊 vs 韓国軍】エアクッション揚陸艇

結局、自衛隊の輸送艦やヘリコプター護衛艦、水陸両用艇などは、尖閣防衛を睨んだ強襲揚陸用の装備だったのだ。

そりゃ当然だよねっ。

あっ、でもこれを表向きにすると売国左翼とか自民党でも中国のハニトラに罹ってスパイとなった議員もいるから、あくまで輸送艦で~す、後方支援用で~す、とか言っておくのだった。