北朝鮮が激怒している”対北ビラ”って何だ?
6月 9, 2020
ここ数日、北朝鮮が韓国に対して激怒し、南北通信連絡ラインの完全遮断を行った原因となっている対北朝鮮向けビラ(対北ビラ)とは一体何なのだろうか。
これは韓国の拉致被害者家族会や自由北朝鮮運動連合などの民間団体が2003年から北朝鮮に向けて風船などで散布しているビラの事を指している。このビラはビニール製で水素ガスによりふくらませた12~15メートルの大型ビニール風船に吊るして毎年200万–300万枚を北朝鮮に向けて飛ばしている。
これに対して北朝鮮では以前から厳しく警告しているが、それがここで一気にエスカレートしたものだ。発端は今月4日に金与正氏が対北ビラで韓国に対して「くず」「駄犬」「人間醜物」などと表現した事で、5日に平壌では対北ビラを糾弾するデモが起こり、その後北朝鮮全域に広がっていった。これに合わせて北朝鮮メディアやデモ現場でも韓国に対して「頭をかち割ろう」「めった切りにしてしまおう」などの暴言が噴出しているという。
これに対して文ちゃんはビビり慌てて、金与正談話の4時間後に「対北ビラ散布禁止法(仮称)」推進方針を表明するなど、必死で北にゴマすりをしたが、北は9日正午から南北を結ぶ全ての通信連絡ラインを完全に遮断・廃棄すると表明するに至った。
そして8日午前には北朝鮮が韓国側の開始通話に応答しなかったとの情報が伝えらた。そこで8日午後5時頃に試しに恐る恐る北への通話をしてみると北が応答し、これをすぐさま記者達に知らせてホルホルしていた。勿論これは北朝鮮の韓国政府を飼い慣らすための策略であり、これにまんまとハマっていく文ちゃん一派の馬鹿さ加減と、北朝鮮のしたたかさは対照的だ。
それにしても自国民の国を思う行動を法律で規制し、敵国である北朝鮮におもねるという文ちゃんの政治の異常さをリアルタイムで見られる我々は歴史の生き証人となれそうだ。
これはもう文ちゃんに感謝、感謝の雨あられだねっ。