爆破された南北共同連絡事務所の位置関係は?

6月 19, 2020 0 投稿者: B_Otaku

 

いま世界情勢の中でも最もホットな地域となった北朝鮮。爆破された南北融和の象徴である開城工業団地内の南北共同連絡事務所と韓国の位置関係はどうなっているのだろうか?ハッキリ言って朝鮮半島の地理に興味は無いが、敵を知るには先ずはその地理から、という事でこの辺を纏めてみる。

先ずは開城工業団地だが、ここは韓国の首都ソウルから北西に約51㎞先で、東京駅からつくばくらいの距離となる。まあ決して近くは無いが、それほど遠くはない。

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では開城工業団地と韓国との軍事境界線までの位置関係を見てみよう。

軍事境界線とは実効支配地域を分割する地帯の事で、国境とは意味が異なる。そして軍事境界線から南北双方に幅約2㎞程度に非武装中立地帯(DMZ:Demilitarized Zone)が設定されている。

また開城工業団地から北東に約4㎞離れたところの軍事境界線上にあるのが1953年に南北の停戦協定が調印された場所として有名な板門店で、開城工業団地自体はDMZからは少し外れているが、場所的には結構危ないところにある。

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開城工業団地は2000年6月に当時の現代ブループ会長が平壌を訪れた時に初めて計画が明らかにされ、同月に朝鮮労働党金正日総書記と金大中韓国大統領(いずれも当時)との間で行われた南北首脳会談で合意され、南北融和の象徴でもあった。

計画では66平方キロメートルの土地に開発し、2010年には2000以上の企業と50万人の労働者により160億ドル分の製品を生産しようというものであった。ところがその後、度重なる北朝鮮のミサイル発射実験や核実験の影響で北に対する制裁が厳しくなり、遂に2016年2月の北朝鮮ミサイル発射実験を機に、開城工業地区から北朝鮮へ流入する金が兵器開発に流用されることを防ぐとして、開城工業地区の操業停止と韓国人の引き揚げの措置を行った。

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北朝鮮は今回の南北共同連絡事務所の爆破に続き、開城工業団地自体も破壊するとの予告もしているから、最悪は工業団地すべてを爆撃してしまう、何て事も十分に考えられる。

まあとにかく、今回の爆破で一気に20年以上前の状況に逆戻りしまった。北の次なる戦略はどのように出てくるのだろうか。そして一切表に出てこない金正恩委員長は一体どうなったのか?

と、何やら今回は真面目な内容になっていまって、これじゃあ面白くも何とも無い、と怒られそうだ。これゃ次回はまたお笑い韓国ネタを探さねば‥‥。