日・中・韓の高速ミサイル艇 その1 中国

7月 7, 2020 0 投稿者: B_Otaku

 

尖閣や竹島など、日本の領海内に他国が自国領土と勝手に主張してのゴタゴタが続いているが、その手の領海侵犯に関する揉め事にまず最初に到着して相手国の船を追尾するには出来るだけ高速で運動性能の良い小型艇が必要となる。そしてこれに該当するのが高速ミサイル船である。

となると日本と、それにチョッカイを出す中共、韓国の状況はどうなっているのだろうか。という事で、先ずはは中共から。

中共の高速ミサイル艇は1980年代以降、旧ソ連のオーサ型ミサイル艇を国産化した021型ミサイル艇を100隻程就役していたが、老朽化により次期モデルの022型が開発された。022型のスペックは
排水量:220t、全長:43.0m、全幅:12.0m
主機:ディーゼルウオータージェット4軸2基 6,865馬力
速力:36kts (自称50kts)、乗員:12~14名

WPPhto200707-2.jpg

022型は2005年当時緊張の続いた台湾と、それに介入するであろう米国をけん制するために4年間の間に56隻(一説には80隻)が建造されたが、その後情勢の変化もあり主力は駆逐艦へと移行し、また沿岸警備艇としては大型の056型軽型護衛艦が主力となっている。

写真から判るように022型は特徴的な双胴の船体であり、元はオーストラリアのAMDマリン・コンサルタンティング社が開発した民生用のデザインを元にして(パクって)おり、開発にはオーストラリア人技師がコンサルタントとして協力したと言われている。しかしこの特殊な構造から搭載量力が低く走行中の安定性に欠けるなど問題も多そうだ。

まあ結局使い物にならないのだろう。

日・中・韓の高速ミサイル艇 その2 韓国につづく