中共の戦闘機が10日、台湾海峡の中間線を越えた
8月 11, 2020
中共はアメリカ高官の台湾訪問を牽制する狙いからか、10日に戦闘機が台湾海峡の中間線を越えたと台湾側が発表している。それが下の写真だ。
このシルエットを見れば特徴的な前翼(カナード)やデルタ翼からJ-20と推定される。J-20は双発ステルス制空戦闘機で、2018年末に量産体制に入ったと言われていたものだ。J-20は米国のF-35に関する情報をハッキングして盗んだ技術を使用しているとも言われているが、運用状態はハッキリしなかった。しかし今回の台湾への侵入でJ-20が既に配備されている事が判明した事になる。
実は中共のステルス戦闘機としてはF-35のパチものとも言うべきJ-31という機種があるようだが、これは2機が製造されたというが、未だ量産には至っていないであろう。
⇒【自衛隊 vs 人民解放軍】 ステルス戦闘機
J-20は第5世代ステルス戦闘機と言われているが、という事は”一応”米国のF-22やF-35に相当するという事になる。とは言え中共の航空機技術や制御技術が米国並みの訳が無いのはちょいと考えれば判る事で、J-20も大いなるハッタリと想像できる。加えて前翼は大した効果が無い割にはステルス性を低下させ、同じく前翼を持つロシアの実証機Su-47は結局ボツになっている。そんな失敗作だからこそ急遽次期モデルのJ-31を開発しているのだろう。
とはいえ、台湾の主力戦闘機は米国製F-16であり、これは一世代前の機体ではある。しかし兵器というのはそう単純なモノでは無く、F-16の充分な実績は実戦では大いなる強みを発揮するだろう。とはいえ、台湾単独では中共と戦うのはチョイと不安がある。
しかし米国は近日中に台湾と国交を結ぶ可能性大であり、また中共の台湾侵略に対して既に米国は全力でそれを阻止するという表明もある。米国との対決となれば中共には全く歯が立たないのだが、まあキンペイがどこまで突っ張るのか?
中共といえば香港では”民主の女神”まで逮捕するという暴挙に出て、増々中共に対する全世界からの非難が増す中で、キンペイは窮鼠になっていく状態だが、結局猫にもてあそばれて最後には食べられてしまうだろう。この時、キンペイのみでは無く、中共全てを徹底して食べ尽くすくらいでないと、鼠は直ぐに増えるから要注意だが、勿論米国はそんな事はお見通しだろう。