台湾が領空侵犯した中共戦闘機にミサイル追尾

8月 20, 2020 0 投稿者: B_Otaku

 

米国厚生長官アザール氏が10日に台湾を訪問し蔡英文氏と会談した。
トランプ政権閣僚が台湾公式訪問 米国は台湾を国家承認か

そして中共はそれを監視するために同日(10日)に中共戦闘機が台湾海峡の中間線を越えたと台湾側が発表している。その写真から中共は最新のJ-20戦闘機を使用したと推定した。
中共の戦闘機が10日、台湾海峡の中間線を越えた

この時の台湾の対応については詳細が判らなかったが、8月12日の英国EXPRES紙のサイトがこれについて取り上げていた。
Brink of World War 3: Chinese jets ‘tracked by missiles’ after entering enemy territory(第三次世界大戦の瀬戸際:中国のジェット機が敵の領土に入った後、「ミサイルによって追跡された」)

これによると
The aircraft were tracked by land-based Taiwanese anti-aircraft missiles and were “driven out” by patrolling Taiwanese aircraft, the air force said in a statement released by the defence ministry.
この部分は非常にシビアなので自動翻訳では無く真面目に訳してみると
「航空機は台湾の基地の対空ミサイルに追跡され、そして台湾の航空機の警戒により”追い出された”、と空軍は国防大臣の声明で述べた。」
というニュアンスだろうか。一部のネットでは台湾がミサイルを発射したと誤訳されて大騒ぎしているが、”were tracked ”は追跡または追尾されたと解釈すべきだろう。すなわち台湾の対空ミサイル(Taiwanese anti-aircraft missiles )に追尾されたという事だろう。

なおEXPRES紙では中共軍の戦闘機がJ-11とJ-10としているので、再度J-10について調べてみらば、J-10にも前翼(カナード)が付いていたのが判明した。

WPPhto200820-1

J-10とJ-20では前翼と主翼(デルタ翼)の距離が少し違うのだが、発表されたシルエット写真ではどちらとも言えない。

ところで、今回の”事件”だが、”lock on”の表現は無く”tracked”だから、ミサイル発射寸前かといえば、まあ微妙だ。とは言え、台湾の毅然とした対応に対して、日本はどうだろう?領空侵犯されてもレーダー照射なんてしないだろう。

中共にしても韓国にしても、日本のように弱腰だと強気になるのが常であり、力には力で対決するしか方法は無い。

まあ、これは今さらでも無いが、逆に最近の危機感が少しは憲法改正の議論に発展するチャンスかもしれない。左翼や無知なおばちゃんは自分たちの息子が徴兵されて戦場に行く事になったら云々と言っているが、今時徴兵で素人を集めて小銃持って白兵戦、何て言う戦争は時代遅れも良いところで、実際に日本の防衛の為に徴兵部隊が必要なんて事になったら、既に上陸した敵の部隊が我々の住居域まで攻め込んでいる訳で、もう殆ど敗戦だろう。