おおすみ型輸送艦って、ぶっちゃけドック型揚陸艦だった
5月 4, 2021
先日(28日)のブログで中供の強襲揚陸艦の就役が始まった件を取り上げた。
⇒中共初の強襲揚陸艦が就役 用途は台湾侵攻!
その中で、中共の075型強襲揚陸艦に相当するものとして、日本では護衛艦いずもと比較したが、いずもはエアクッション艇を搭載していない。
また、このエアクッション艇を発艦させるために、米国のワスプ級ではウェルドッグという船尾・喫水線直上に設置されるデッキ状のドック式格納庫を持っている。
なお下の写真の「イオー・ジマ」は米海軍7番目のワスプ級強襲揚陸艦だ。
それでは、中共の075型はというと、写真下の船尾には確かにウェルドッグのハッチと思えるものが写っている。
では自衛隊でウェルドッグを装備している艦船は無いのか、というと‥‥
おおすみがあった!写真を見ればウェルドッグからLCAC(クッション型揚陸艇)を発艦させている。このおおすみは自衛隊では補給艦という実に平和的な名前だが、全通飛行甲板まで装備していて、他国ではドック型輸送揚陸艦(LPD)に分類されるものだった。
この甲板により、ヘリコプターの発着も容易となる。写真下はおおすみ型の「しもきた」で、そこに発着しているヘリコプター、んっ、違う?オスプレイだ!
LCACは米海兵隊が使用しているが、自衛隊のLCACは‥‥米国から購入したもので海兵隊と同じものだった。
さらにおおすみ型に搭載できる兵器としてはAAV(水陸両用強襲輸送車)を、何と58両所有している。
⇒【自衛隊 vs 韓国軍】AAV 水陸両用強襲輸送車
とは言え、米国はこれらの強襲作戦専門の海兵隊があるが、日本ではどうなのか?
と言うと、実は海兵隊に相当する「水陸機動団」が2018年に創設されている。
⇒日本版海兵隊「水陸機動団」にビビる韓国
勿論本家米国海兵隊と共に訓練を行っている。
さて、このような装備に対して、「🎵紛争は話し合いで🎵」と騒ぐお花畑の左翼は大反対をしないのかといえば、あれは平和を維持する災害出動用のもので、島嶼部の奪還用ではありません。
という事で、一件落着!