フェラーリが燃えたと大騒ぎのTV

5月 10, 2021 1 投稿者: B_Otaku

 

8日土曜日の午前中に箱根ターンパイクでフェラーリが炎上したというニュースは、その後テレビなどが大騒ぎで報じていた。

例によって「フェラーリが炎上」という伝え方で、なぜかフェラーリとポルシェは間違いなくメーカー名で呼ばれている。最初にその一報を聞いた時は、どうせまた中古丸出しの348か何かだろう、と思ったら、あるニュースでF40と伝えていた。フェラーリのみならず、F40とまで伝えるのは異例だが、まあF40といえば伝説の名車だから、TV局も大喜びだったのだろう。

F40はフェラーリの創業40周年を記念して1987年に限定生産されたモデルで、当時の価格は数千万円だった覚えがある。その後中古車市場では1億円は当たり前で、F50と共にフェラーリでも別格のクルマだ。

F40が燃えたと聞いて、我々貧乏人のクルマ好きからすれば‥‥もったいねぇ、という気持ちと、1億円がパーでザマア見ろという富裕層に対する僻みとが交った複雑な気持ち、というところだ。

それで、事故後にオーナーはどうやってターンパイクの現場から帰宅したのだろうか。国際基準で言えばF40のオーナーが事故れば、直ぐに執事がベントレーでお迎えに上がるのだが。いや、自家用ヘリかもしれないなっ(笑

ところで、フェラーリは生産台数の割には炎上事件を度々耳にするが、まあハッキリ言って、フェラーリなんて少量生産の手作りみたいなものだから、膨大なイニシャルコストを掛けている大衆車などに比べれば、生産設備なんてショボいものだ。

そして開発工数だった多くは掛けられない。F40の生産台数は初期の計画では400台であったが、あまりの人気により増産して、最終的には約1,300台が生産されている。

とはいえ、開発費を1台から1千万円としても合計では130億円だが、年に20万台生産する量産車は1台当たり5万円でも、年に100億円で、5年間では500億円となり、それだけ充分な設計や試験工数を掛けられるという事で、これは製造設備でも同様だ。

決局F40のようなクルマは実際に公道を走るなんてことは考えず、博物館での展示が似合っているのだった。

因みに高性能スポーツカーで量産車としての信頼性を持っているのはポルシェのみだ。なんたってあんな特殊なクルマを年間何万台も作っているのだから。