米規制当局がアマゾンを提訴した危険な中華野良製品とは?
7月 20, 2021
野良製品の野良とは野良ネコの「野良」から来た言葉で、要するに飼い主も定住位置も無いのが野良ネコであり、同様にどこで作ったのか判らない製品の事で、中華野良製品とは中国製で製造者不明の商品の事を言う。
この中華野良製品が米国のアマゾン(アマゾンドットコム)のプラットフォームを通じで数十万点の危険な製品が販売されていたが、これに対して米国消費者製品安全委員会(CPSC)がリコールを求めて同社を提訴した。
危険な製品の中には必要な感電防止機能が付いていないヘアードライヤー約40万点、着火する恐れがある「多数の」子ども用パジャマなどが含まれているという。
日本のアマゾン(amazon.co.jp)でも、中国製の怪しい製品は結構あり、これらはアマゾンと言ってもマーケットプレイスと呼ばれる単なる「出店」であり、アマゾンはプラットフォームを提供しているだけだ。
アマゾンの場合は直販も結構多いから、その辺の事情を知らないでアマゾンだから大丈夫とうっかり手を出すと痛い目に合う事になる。
また粗悪品では無いマトモなメーカー製の製品だが、飛んでも無いボッタクリ価格で出品しているものもあり、同じものをアマゾン直販品で買えば半値とか一桁!安い、何ていう物もある。
しかし、同じ商品なら出展社が違っても一覧として表示されるので、一目でボッタクリ価格と判るのだが、そこは詐欺師だって考えていて、人間が見れば同じ商品名に見えるが、コンピューター上では異なるように、極一部の名前を変えたりしている。
ネット通販は確かに便利だが、そこはネットの世界だけあって、多くの危険も潜んでいる。
言い代えれば今後生きていくには増々ITに関する知識、いわゆるITリテラシーが必要であり、この知識が無いと生きていくのも大変な時代になるかもしれない。
いや、テレビのみの階層は既に大いなる情報不足になっている。