東京電力 一時的に電力危機状態だった
12月 9, 2021
今月6日、東京電力管内で電源設備のトラブルから一時的に使用率が97%という厳しい状態だった事が発表された。
原因は千葉県にある千葉火力発電所3号系列の一部でガスタービン設備にトラブルがあり、午後2時前からおよそ5時間にわたり運転を停止した事による。その後管内の他の発電所の出力を上げるなど供給力を確保した事で使用率は改善され、「電力の安定供給に支障はない」と表明されている。
電力供給は100%に至ると突然全ての電力供給が出来なく成り最悪は管内全てで停電、いわゆるブラックアウトに至る危険がある。そういえば、2018年9月6日に北海道で最大震度7の地震が襲い、これにより北海道全域の停電、ブラックアウト状態をなったが、あの時は9月初旬という季節的には暖房の不要な時期だったから助かったが、今の時期に起こっていたらば、多くの凍死者が出ただろう。
今の時代は例えガスや石油の暖房でも多くが電子制御となっているから、停電では暖房が止まってしまう。その為にも、自衛手段として電気を使わない旧式なストーブなどを保管しておくのが賢明だ。
それには昔流行ったアラジンの石油ストーブなんていうのが良いが、調べてみたらば今でも売っていた。
ただし、今となってはこれで7万数千円は決してコスパが良いとないえないし、普段石油機器を使っていない場合は、燃料の保管も面倒だ。
そんな事を考えると、焼き肉やなべ物に使うカセットボンベを使うタイプがお勧めだ。
このタイプは我が家でも災害用として1個だけ持っているが、試しに使ってみたら関東地方ならばこれ一つでも傍にいれば何とかなりそうだった。そして何よりも、カセットボンベなら、コンロにも使用できるし、最近はこのボンベを使用する発電機もあるようで、このストーブ2~3個と発電機があれば災害時には心強い。
ホンダ製という事で少し割高ではあるが、滅多に使わないとはいえ緊急時の信頼性を考えればここは一流ブランド品を買いたいところだ。
あっ、そうだ。PHEV(プラグインハイブリッド車)にインバーターで100V出力のあるタイプなら、災害時には強力な発電機として使えるという、実は大きなメリットがあった。
因みにエンジンで発電できるからこそ有用な訳で、その意味ではバッテリーがカラになったら電気が無いと充電できないBEV(バッテリー式電気自動車)は使い物にならないので念のため。
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東北在住ですが、震災のときはガソリン供給も止まりました。おすすめですがポータブルバッテリーと太陽光パネルの、組み合わせもありかなと。