韓国製自走砲「K9」の豪州輸出契約成立でホルホルして大騒ぎ
12月 19, 2021
13日、韓国製自走砲「K9」の1兆ウォン(約960億円)規模のオーストラリア向け輸出契約を成立させた、と報じられた。
韓国自慢のK-9自走砲は世界の自走砲市場の半分近くを独占しているとホルホルしている。しか~し、K-9といえば、お笑い韓国兵器でも有名な代物だ。
⇒韓国政府 お笑い自走砲K9のエンジンを国産化
そして、この話は昨年10月に既に韓国が商談成立と大騒ぎしていたが、実はあくまで候補になっただけだった。
⇒お笑い韓国製自走砲K9をオーストラリアが購入?
それが今回正式に採用決定された、という事なのだろうか?
K9自走砲といえば、連射性能は実射射撃で5分間に4発しか発射できないし、2010年11月に北朝鮮が延坪島を砲撃した事件では、6門のうち3門が故障して使い物にならなかった。しかも命中率は80発中3発だったとか、駆動装置はハウジングに亀裂が入ったり、クラッチが滑って動力が伝わらなかったり、という超お笑い兵器なのだが、オーストラリアはそれを1兆ウォンも買うのだろうか?
榴弾砲には軍用トラックなどで牽引される「牽引式」と、一見戦車に似た外形の「自走式」がある。榴弾砲は発射した時点で相手に位置を知られるので反撃される危険があるために、発射後は即座に移動できる自走式のメリットは極めて大きい。
そして現在、西側で実際に販売されている自走砲は韓国のK-9とドイツのPzH2000だが、K-9の価格の安さと輸出先の仕様に応じるオーダーメード戦略などで、シェア―を伸ばしている。
因みに自衛隊の自走砲は99式自走155mmりゅう弾砲で、サイズや搭載砲などはドイツのPzH2000や韓国のK-9とスペック上はほぼ同等となっている。
加えて自衛隊にはキャタピラーではなく車輪を装着した19式装輪自走155mmりゅう弾砲が既に試作車両の試験段階であり、近い将来に配備される予定だ。装輪式はキャタピラー式に比べて悪路走破性では劣るが機動力で勝っているために、舗装路の多い日本などには適しているだろう。なお19式装輪自走砲の射撃準備・撤去は30秒で可能となる。
では韓国の装輪式自走砲は‥‥といえば‥‥無いっ!
こりゃ日本が19式装輪自走砲を正式配備したら、韓国も負けずにパチものを開発するだろうなぁ。
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