韓国 建設工事中高層マンション外壁崩壊
1月 13, 2022
日本でも各社が報道しているように、韓国南西部・光州で11日、建設中のマンション(39階建て)の23~38階部分の外壁が崩れ落ちる事故が発生し、作業員6人が不明となっている。
崩壊の状況はニュースの動画で伝えられている。
鉄筋コンクリート構造は引張りに弱いコンクリートを補強するために鉄筋を配したもので、鉄筋は引張りが作用しても引き抜けないように、両端をアルファベットのJの形状に曲げたフックにしたり、節(リブ)のある異形鉄筋が用いられる(wikipediaより)。
下の写真が鉄筋の構造で、これなら引き抜けたりコンクリートが崩壊する事も無い筈だが‥‥。
それで、崩壊したマンションを拡大して見ると、只の棒状になった鉄筋らしきものがズタズタになって垂れ下がっている。要するに鉄筋を規定通りに組み込まずに、棒状のまま入れていただけのようで、これでは只のコンクリートの塊と変わりは無く、ちょっと大きな力が掛かったら崩壊して粉々になったのも当然だ。
韓国ではこのようにビルが突然崩壊する事はよくある事で、昨年6月には光州で解体中のビルが倒壊し、通り掛かった路線バスが下敷きとなって乗客9人が死亡した事故があったが、実は施行主体は今回の事故と同じ業者だった。
要するに施工技術云々の前に、これ程の手抜き工事を続けるという事はモラルが全く無い事も原因だろう。そういえば1995年には業界第一の売り上げを誇る高級百貨店の三豊百貨店で、建設後わずか6年の建物が営業中に崩壊し、死者502名・負傷者937名という信じられない事故も記憶にある。
ところで、今回の事故だが、そもそも39階建ての高層ビルを鉄筋コンクリートで作るって、何か変じゃないかぁ?
これ、日本なら普通は鉄骨構造でしょう。
これなら崩壊なんてあり得ない!
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