ウィキリークスの暴露資料にアフガンの諜報・謀略で米とNATO加盟国の関係図があった
1月 14, 2022
スノーデンの暴露資料、ウィキリークスの中にアフガンに関して米国と諜報・謀略関係の深い国のレベル別の分類資料が公開されている。
⇒NSA Afghanistan Coalition Dissemination Brief to Senior Leadership Forum 2009
NSAアフガニスタン連合普及ブリーフからシニアリーダーシップフォーラム2009
詳細はリンク先で確認願うとして、最初に出ている総合まとめ的な資料を掲載しておく。最上部にTOP SECRET//COMINT//REL USA, FVEY (最高機密//通信傍受による諜報活動//米国関連)とあるが、こんなのがネットで見られるのが凄い!
Coalition Relationships in Afghanistan
(アフガニスタンの連合関係)
資料の中で情報共有に対して5つのレベルがあり、それに関する国が列記されているが、そのレベルとは‥‥
5-Eyes:カナダ、英国、米国、ニュージーランド、豪州
→Siglal (信号):情報を伝達するために記号化、符号化したもの
9-Eyes AFSC:5-Eyes + デンマーク、フランス、オランダ、ノルウェー
→Data (データ):推理し結論を導き出す、または行動を決定するための事実。資料。
14-Eyes SENTERICE:9-Eyes+ベルギー、ドイツ、イタリア、スペイン、スウェーデン
→Information (情報):ある物事の事情についての知らせ。それを通して何らかの知識が得られるようなもの。
NATO/ISAF:14-Eyes+23ヵ国
→Knowledge (知識):経験または教育を通して獲得される情報と技術
→Intelligence (計画・問題解決):敵や国際情勢などに関する「情報収集」や「情報分析」
IT絡みの専門用語は日本語では表しにくく、下手をするとすべてが「情報」と訳されてしまいそうだが、要するに上位に行くほどオリジナルの生信号となっている。
そして37ヵ国が何らかのレベルでアフガンに関する情報を共有している、という事になる。特にNATO/ISAFには旧ソ連圏の東欧諸国が含まれている事が興味深い。
そして今、ここにウクライナが入る事で大騒ぎになっているのだった。
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