パチンコ店の廃業が止まらない
1月 22, 2022
日本ではパチンコ店が年々減少していて、2015年には約11,000件あったのが、その後徐々に減ってきて2019年には約9,300件と4年間で15%減少した事になる。そして2021年末では約8,000店にまで減っているという。
そして今月末で廃業する店は大幅に増えると予測されているが、その理由は今月末でCR機やパチスロ5号機といった旧規制機が撤去される事で、旧規制機を多く残している店では、これを機に閉店するだろう、と予想されている。
パチンコ店は経営者のキャラクターで成り立っている例が多く、簡単には二代目が後を継ぐ事が出来ない事情がある。また決して人に褒められる仕事でもない事から、増々後継者が育たない現状であり、これが減少の大きな理由でもある。
ところで、パチンコ店が無くなるとどんな不具合があるかといえば‥‥まあ、無いだろう。今から半世紀前なら庶民の娯楽的な要素も確かにあった。それでも、マトモな階級はあまり手を出さない世界、というイメージでもあった。
それが今では、当時以上に普通の人は手を出さない世界という感じだが、一部の主婦などで完全に依存症になっている例もあり、聞いた話では既に家一軒分くらいの損をしている‥‥とか。
逆にパチンコをやれば確実に儲かるという猛者もいる。知っている例ではパチンコと言ってもパチスロ、法律上は「回胴式遊技機」と言うらしいが、要するにスロットマシーンを使うという。ただしカジノのマシーンとの違いはパチスロの場合、遊戯者がストップボタンで回転を停止するタイミングを決められる点だ。これにより遊戯者の技術が反映されるから賭博では無い、と考えたようだ。
そして、その知人は動体視力がずば抜けているらしく、回転している絵柄が見えるために、結構の確率で当たりが出せ、結果的に確実に儲かるという。ただし、無駄な時間と労力を費やすから、言ってみれば割のいいバイト、という感覚だったようだ。
勿論、従来のパチンコ機でも名人というか、台の見極めが出来る遊戯者もいるようだ。ギャンブル依存症が問題視されているが、充分な稼ぎが出来れば依存症とは言わない訳で、結局無能な連中がカモになるのだった。
.