憧れのタワマンが大規模修繕の時期を迎えて問題山積み

1月 25, 2022 0 投稿者: B_Otaku

 

従来、日本人の間ではマンションと言われる集合住宅は、一戸建てよりも下、という感覚があり、戸建てを買えない層がマンションを買う、とも思われていた。

しかし、1997年に規制緩和により容積率上限を600%まで、日影規制の適用除外とする「高層住居誘導地区」により超高層マンションの建設が可能となった。この為に、東京都心や湾岸地域などで住宅が大量に供給され、都心回帰現象も発生した。

タワーマンション(タワマン)はデベロッパーが営業活動として子育て層をターゲットにした事から、入居者はファミリー層が多い。とは言え、価格は結構高いから、購入層は中流階級であり、都心のホワイトカラーが主流となっているようだ。

要するに大企業の総合職で、当然有名大学を卒業し、奥方もブランド大学出で都会育ちというタイプだろうか。言い換えれば妙にブランド趣味で見栄っ張りの性格悪女の部類が脳裏に浮かぶというものだ。

こんな状況だから、タワマンだって決して余裕で購入した訳では無く、恐怖のローンで頑張っていたりする。しかも、子弟の御受験だってあるし、出来ればドイツ製のブランドカー、いや百歩譲ってレクサスくらいは欲しいし‥‥とか言い出したら、年収1,000万円どころか1,500万円クラスでも厳しい事になる。

さて、それでも憧れのタワマンを見事ゲットして、都心の景色を遥か上階から眺めながら幸せに浸って十数年。何とタワマンだって低・中層マンションと同様に大規模修繕が必要となるのだった。

勿論、その為に毎月修繕積立金を出しているのだが、これが足りない物件が頻発しているという。

一つにはデベロッパーが販売時に支払いを安く見せるために修繕積立金も低めに設定している事がある。また十数年前に算定した時点から、その後コストが上昇していて、概ね2割は値上がりしているという。その為に実際に大規模修繕を行う時点で、各戸から一時金を集める必要があり、とは言え数十万円の一時金を支払うとなっても、そんな余裕の無い家庭も多いだろう。

只でさえ新型コロナの影響で勤務先の業績が落ちていて、ボーナスだって減額の世の中だ。加えて、タワマンブームで建設ラッシュとなった物件が、ここで軒並み大規模修繕時期となり、必要不可欠な足場や専門のとび職が足りなくなるという問題も指摘されている。

いやそれ以前に、高さが百数十メートルもあるタワマンに足場をかける事が出来るのかも疑問だ。そうなればゴンドラ方式となり、作業効率の悪さから増々コストは上がってしまう。

結局、危険性の無い小さな外装のひびや、パネルを埋めているシール材の修復をしない例も多く、これは直ぐには不具合とはならないが、勿論近い将来に再起不能の劣化が進むだろう。

これぁ、値の付くうちに叩き売るのが得策かもね。