高額コーディング塾に受講生が殺到している韓国
1月 31, 2022
韓国では学習塾のIT開発者課程(通称コーディング塾)がブームとなっているという。しかし学費は高く、4ヶ月で1360万ウォン(約130万円)も掛かり、しかも短期間に高度の集中トレーニングを施すことからブートキャンプ(新兵訓練所)と呼ばれているとか。
そんな状況でも志願者はむしろ増えているようで、その理由は勿論就職難の韓国でも職に在りつく事が出来るからだ。従って就活の学生は勿論、他業界を退職して貯金をはたいて退職金も注ぎ込んで、更に銀行ローンまで使う例もあるという。
一口にIT開発者と言っても各種の業務があるが、これらはコーディング塾といわれるように、コーディングを業務とする、コーダーを目指している。
ここでコーディングとは何かと言えば、プログラム言語を使ってプログラムを作成する職業なのだが、それならプログラマーとどう違うかという疑問がでるだろう。
これには色々解釈があるが、ここでは単純にウェブ用のプログラムを作る仕事、としておこう。
するにウェブページに表示するためのプログラムでメジャーなのはhtmlであり、それを補い少し高度な事をするにはジャバスクリプトと連携させる。
実は、ウェブのプログラム言語というのはぶっちゃけ難易度は低い。それでもジャバスクリプトなどは多少C言語的なところもあるが、本物のC言語でのプログラムに比べれば遥かに簡単であり、文系の素人を特訓しても何とかなると言われれば、成程その通りだと思う。
これに対してプログラマーはプログラム開発においてより広範囲な仕事が出来る必要があり、少なくとも情報専門学校などに行く事は必要だろうし、高度な内容では大学院修士課程で情報工学の専門教育を受けている比率も多いだろう。
とは言え、念のために現状を調べてみたらば、情報系専門学校の多くは、Webデザインを表に出していたから、まさにコーディングの教育だった。と言う事は、マジなプログラム開発は大学の情報系学科クラスの知識は必要なのかもしれない。
ところで、IT開発者としてはシステムエンジニア(通称SE)という名称を良く聞くことがあるだろう。これはプログラマーがディレクサーとすればSEはプロジューサーということろか。ただし、ソフトウェアによっては下手なSEより高度な技術を持つプログラマーを必要とする分野もあるから一概には言えない。
それにしても就職難と言われる韓国で、コーディングが出来れば職にありつけるというのも意外だったが、言い代えれば一般労働者のレベルが低く、コーダークラスでも人材が足りないという事かな。まあ一番肝心な軍用機器でも、殆ど全てが使い物にならないお笑い兵器を作るお国柄。組織の問題云々もあるだろうが、技術者が優秀ならあそこまでの体たらくにはならないだろう。
と言う事で、結論はやっぱり
非韓三原則!
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