メルセデス・ベンツが中国生産を加速するって、なぜ?

2月 22, 2022 0 投稿者: B_Otaku

 

メルセデス・ベンツといえば、高級車メーカーであると共に、最も伝統と技術のあるメーカーだが、その同社が今後中国企業との協力を更に進めていき、中国での生産も幅広い車種に展開していく、と伝えられている。

ドイツは左翼でありメルケル首相が退きシュルツ首相となった事で、対中国に対する人権問題などには厳しい発言を繰り返しているが、ハテ、メルセデス・ベンツのこのような方針はどのように考えているのだろうか?

余談だが、メルケル氏の父親は?

そのメルセデス・ベンツは昨年末に新型EVセダン「EQE」を2022年から中国でも生産すると発表している。

メルセデス・ベンツEクラスは個人ユーザーの乗るサルーンとしてはBMW5シリーズと共に最高のクルマであり、残念ながらレクサスは手も足も出ない分野だ。
Mercedes-Benz (W213) E200 試乗記
BMW 523i 試乗記
LEXUS GS 450h試乗記

メルセデス・ベンツではEVをEQ*で表し、この*が従来の車両カテゴリーのクラスとなる。すなわちSクラスのEVはEQSとなり、前述の中国生産予定のEQEとはアッパーミドルのEクラスのEVである事を示している。

そしてEVのラインナップとして、小型車であるEQAおよびEQB、前述のEQE、最上位のEQSが既にラインナップされている。ただし、EQSはEQEのロングホイールベース版でありり、ガソリン車のようにシャーシーからマルで異なる上下関係ではなくなっている。そしてEQSとEQEは新開発されたEV専用のプラットフォームを共有している。

本来、最激戦クラスのCクラスについては、2020年にEQCが発売されているが、時期的に早いために専用プラットフォームでは無く、恐らく近いうちに本命が出て来るだろうが、メルセデス・ベンツはサルーンについては少なくともA~SクラスまでフルラインナップでBEVを揃えた事になる。

メルセデス・ベンツは2030年までにすべての新型車をEVとする方針を掲げているが、さてそのEVとは、バッテリーEVなのかハイブリッドHEVも含めるのか?チョイと前までは「EV」というのはバッテリーEVの事だったが、最近ではBEV(バッテリーEV)、FCEV(燃料電池車)、PHEV(プラグインハイブリッド車)、HEV(ハイブリッド車)と表現するようになり、要するにハイブリッド車もEVという事になった。

また2030年以降も継続生産のエンジン車は存在する事になり、8年後にはメルセデス・ベンツ製のクルマが全てEVとなる、という事では無い。

地球温暖化詐欺も最近は徐々にそのインチキが暴かれつつあるが、日本では多くの庶民が未だこれら環境詐欺を本気で信じている状況であり、マスコミも中国のEVが日本を席巻するとの馬鹿丸出しの論評を行っているが、我々は今後も冷静に現状を把握して行こう。

な~んて、判った事を言ってみた(笑

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