中共はなぜウクライナに侵攻したロシアの肩を持つのか?

2月 27, 2022 0 投稿者: B_Otaku

 

今回のウクライナ紛争で中共は徹底してロシアに対して支援する立場をハッキリ示している。そして中共は今回のロシアの行動を事前に知っていたと思われる。すなわち、北京冬季五輪を理由にプーチンが訪中した時に、ロシアの首都キエフへの侵攻の情報を得たのだろう。

そして中共はウクライナのゼレンスキー政権は崩壊するであろう事も事前に想定していたであろう。そのゼレンスキー大統領は米国の退避勧告を無視して、ウクライナに留まり国を守ると言っているうようだが‥‥。

中共はロシアともウクライナとも貿易などで深い関係がある。また中共の空母遼寧は元を辿ればウクライナが建造した空母「ワリヤーグ」であり、それをソ連崩壊後にスクラップとして購入し、何と空母として再生したのだった。

ウクライナは航空機産業にも秀でていて、世界最大の航空機である「An-225」を開発したのは旧ソビエト連邦ウクライナ共和国のアントノフ設計局だったのだ。

このようにウクライナは本来、兵器産業では高い技術を持ち、高度なエンジニアもいたが、しかしソ連崩壊により多くが国外に出てしまい、その多くが中共に引き抜けれてしまったのだった。

中共が曲がりなりにも空母を改修したり新造したり、ロシアの戦闘機などをパクって劣化コピーといわれようが、兎に角「空を飛べる」戦闘機などを作る技術も、これら旧ウクライナ共和国の技術者のお陰だという事になる。

そしてロシアのみならず、ウクライナとも関係の深い中共が、ウクライナを切り捨てロシアを選んだのは、ウクライナの現政権は潰れ親ロシア政権となるだろうから、現ウクライナは切り捨てても問題が無い、との判断があったのではないか。

しかも、ウクライナに対するバイデン政権の及び腰の姿勢を見た中共は、今なら台湾侵攻をやっても大丈夫だ、と感じたに違いない。そして台湾を攻略すれば、キンペイは毛沢東に並ぶ英雄になる事ができる。

トランプ前大統領が、自分が大統領ならロシアがウクライナに侵攻するなんて事はさせなかった、と言ったが、まさにその通りであり、言い代えればバイデン政権が大敗するであろう今年秋の中間選挙前が中共にとっては台湾侵攻のチャンスという事になる。そしてその時は、周辺からなんて事は考えずに、いきなり台湾本島を盗りに来るだろう。

ところで、本日朝の報道では、ロシアのキエフ侵攻は予定よりも遅れているとも報道されているし、ロシア側の損失が想像以上に大きいとも伝えられている。

加えて、ドイツはウクライナに対して1000台の戦車などの武器を供与すると発表したようだ。そうは言っても外国の戦車を直ぐに実践に投入する事は不可能だし、数千人の戦車兵を育てていたのでは紛争が終わってしまう。

因みに、ドイツが外国に武器援助するのは第二次大戦後では初の事と言う。日本と同じ敗戦国のドイツはドサクサに紛れて武器輸出をするという、中々上手い方法だ。

これぁ日本も、急遽ウクライナへの武器援助など考えたらどうだろうか。勿論、左翼は憲法云々を言うだろうが、人道的支援という伝家の宝刀と世界的なプーチンロシアへのバッシングの波に乗れば、これは上手く行くかもしれないし、一度実績を持ては、あとは武器輸出三原則云々なんてなおざりになるだろう。

とは言え、今回のウクライナ危機に対する岸田首相の対応を見ていると‥‥

駄目さ加減ではバイデン大統領と言い勝負。

まあ、期待は出来ないなぁ。