ドイツ-ロシア間のパイプライン、ノルド・ストリームは2つ平行に走っていた
3月 6, 2022
ドイツとロシアを直接結ぶ天然ガスパイプラインが既に完成しているものの稼働出来ず、しかも今回のロシアによるウクライナ侵攻により開通の目途が立たず、遂には事業会社が破産手続きの検討に入っった、という内容は既に当ブログでは伝えている。
⇒ロシア-ドイツ間海底パイプライン「ノルドストリーム2」が破産?
実はこの海底パイプラインについては、ノルドストリーム2とは書いてあるが、これが稼働しないとドイツ-ロシア間の直接のラインは無いのだと勘違い、というかそのようにしか取れない報道が殆んどだった。
ところが、どうやらノルドストリームには「1」と「2」があるようだ。見ての通りで2つのラインが殆ど平行して施設されていて、「1」に当たる「ノルドストリーム」は全く普通に稼働している、というか寧ろ量が増えているのだった。
⇒何故かロシアは引き続きNATO諸国にガスを供給し、侵略後は更に供給量を増やしている?
上記のブログで停止中のパイプラインについての疑問があったが、どうやらそれは「ノルドストリーム2」であり、並行している「ノルドストリーム」はフル稼働している、という事だったようだ。
まあ、勘違いしたのが悪いのだが、どう考えてもドイツとロシア間を直接結ぶパイプラインは停止しているので、世界的に天然ガスの価格が高騰し、それに連れて石油も値上がり中、というのも何やら陰謀の臭いがする。
それで「1」の今後だが、ロシアはこのラインを止める事は絶対になく、ドイツにしてもこのラインが途絶えたら本当に欧州のエナルギー危機となる事からも、ドイツ、というかEUはこれを死守すると言われている。
そしてEUということはNATOであり、実はNATOが本気でロシアと戦う、何て事はあり得ないのだった。すなわちNATOとロシアが戦う事を望んでいるのはDSに乗っ取られた米国の現政権くらいなものだろうが、そう上手くはいかないだろう。
因みにどちらも反DSであるトランプ、プーチンの両氏の関係は、「敵の敵は味方」という事かな。
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