高速走行中に震度6強で脱線しても負傷者ゼロという新幹線の凄さ

3月 18, 2022 1 投稿者: B_Otaku

 

一昨日深夜に宮城・福島で震度6強を観測した地震により、東北新幹線「やまびこ223号」が福島―白石蔵王間で脱線した事故は、既にマスコミが大々的に報じているから御存じと思う。

この脱線事故では17両編成の車両の内16両が脱線したというから、言い代えれば脱線しなかったのは1両のみだったという事だ。

にも関わらず乗客乗員共に負傷者はゼロ!

そいうえば2004年10月の新潟中越地震でも走行中の上越新幹線が脱線したが負傷者ゼロだった。

こうなると、単に運が良かったのではなく、地震で脱線しても人身事故には至らないように設計されていた、としか考えられない。

そこで調べてみたらば、新幹線では脱線・逸脱防止対策を施しつつあるのだった。今回の東北新幹線では無いが、JR東海が発表している文章があるのでこれのリンクを貼っておく。
東海道新幹線 全線への脱線・逸脱防止対策の実施について

流石は新幹線!

というよりも、今や日本の鉄道は間違い無くダントツの世界一という事は間違い無い。

イギリスでも日本(日立)製の高速鉄道のずば抜けた性能が認識されてきて、今後は殆ど独占状態になるようだし、一時期価格的に勝負にならずに次々に商談を逃して、中国や韓国に取られてしまった東南アジアの高速鉄道だが、工事を進めるうちにボロが出てきて、日本製が伊達に高いのではない事が理解されつつあるのは目出度い事だ。

中国製の新幹線にはこのような脱線・逸脱防止なんて考えていないだろう。それでも通常は何とかなってしまうとして、非常事態には大いなる差が出るという事だ。

ところで新幹線の初代、0系が開通したのは1964年であり、当時は勿論JRでは無く国鉄であり、国鉄といえば職員は働かず、態度はでかく、違法ストはやり放題という具合に、極左に乗っ取られたいた時代だった。

それでも、技術陣には優秀でやる気満々の人材がいたというのが救いだったようで、殆どの職員を底辺から集めて来た中で、ここ一番の技術系は優秀な人材を採用していたのだろう。

と、安心ばかりはしていられない。

何しろ熊本では震度7の大地震が発生した2日後に更に巨大な地震が発生して、より大きな被害をもたらしたという事実もある。

と言う事は、今日の夜辺り‥‥いや、何事の無い事を祈っていよう。

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