ロシアへの金融制裁で外貨準備高へのアクセスを断てば、逆にドルの覇権が終わる?
3月 19, 2022
ウクライナへ侵攻したロシアへの報復として欧米各国は金融制裁を行い、日本のマスコミもこれでロシアも終わりだと騒いでいるが、果たしてそうだろうか?
まあ、表向きはそういう事だが、世の中そう単純では無いのは容易に想像がつく。
1944年から国際決済はゴールドを裏付けとするドルで行わっれていたが、1971年のニクソンショックによりドルはゴールドと交換できる兌換紙幣では無くなった。という事は、現在の国際決済は米国の信用のみが裏付けとなるドルと、そのドルに対する各国通貨の価値を変動相場制で決める事で成り立っている。
ところが、ロシアの保有するドルを無効にするという事は、他の国に「米国は何時でもドルを無効にできる」という事に気付かれてしまった。という事はドルを基軸として成り立っていた世界の金融制度の終わりが見えてきたという事だった。
では、今後ドルに代わるものはというと、ユーロや円もそれ程の力は無いし、人民元なんて話の外であり‥‥では一体何か?
恐らく全く違うモノが現れるのだろう。それでもゴールドが復活する傾向はあるだろうし、一部では銀(シルバー)も関連したものになるとも言われている。
うーん、銀ねぇ。
そこで銀の値動きを見て見れば‥‥
ややっ、既に2年前から急上昇していた。
そした新しい通貨と言えば‥‥誰でも脳裏に浮かぶのは暗号通貨だ。
まさか、デジタル人民元が世界の基軸通貨になるとか?
そっ、そんな悪夢が実現したら大変だが(汗
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